元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
質問するときに気をつけるべきポイントはありますか?

質問することには様々なメリットがあります。
- ちょっとくらい話すのが苦手でも会話がラクに続く
- 相手の新しい一面を知ることができる
- 「あなたに興味があります」というアピールになり仲が深まる
だから会話に苦手意識がある人こそ、質問を大いに活用しましょう!
と、僕はつねづね声を大にして言っています。
とはいえ、間違った使い方をしてしまうと
思ったほどの効果があらわれなかったり…
かえって相手と距離ができてしまったり…
そうならないよう、今回の記事では質問の効果を最大限に発揮するためのポイントを解説していきます。


質問だけが聞くスキルではない

質問は相手の話を引き出すために使うもの。
「話し方」と「聞き方」どちら側のスキルかといえば、それはもちろん「聞き方」のスキルです。
そして聞き方のスキルは質問だけではありません。
他の記事で解説したものを挙げてみると…
- うなずく

- あいづち

- オウム返し(バックトラッキング)

- 共感

主要なものを挙げれば、ざっとこれだけのスキルがあります。
普段から人の話を聞くときには、これらのスキルを使っていきましょう。
すると相手は
「この人はいつも私の話を丁寧に聞いてくれるな♪」
と感じて、心を開いてくれやすくなります。
質問はあくまで聞き方の1スキルです。
質問する“だけ”で相手がベラベラしゃべり続けてくれるわけではありません!
そこはしっかり頭に入れておきましょう。

質問したからには答えに食いつく

質問してもイマイチ会話が盛り上がらない…。
そんな人によくある特徴が
答えに対するリアクションが薄い
です。
質問してせっかく相手が答えてくれても「へぇ…」とか「そうですか…」みたいな気のない返事ひとつで終わってしまったりします。
さらにひどくなると…



こんな感じでノーリアクションで次の質問に移ってしまう人もいます。
これでは相手は質問攻めされている気になって、話すモチベーションがどんどん下がってしまいます。
「あなたの話を聞いて、私はこう感じましたよ」
そういう感情が伝わらなければ、会話が盛り上がることもありません。
質問したからには「読書いいですね♪」「カフェで読書してる姿が似合いそうですね!」などと、必ず相手の答えに食いつくこと!
それが質問した側のマナーと心得ましょう。

話題をコロコロ変えない

次の2パターンの会話を見比べてみてください。
⚫︎ Aパターン



仕事は何をしていますか?


休日はどんなことしていますか?

⚫︎ Bパターン



国宝とか重要文化財とか見放題ですね。


じゃあ、ひっきりなしにやって来る観光客に対して本音としてはどう思ってるんですか?


僕も人混み苦手なのでわかります。

さて、どちらのパターンのほうがよい会話と言えるでしょうか?
答えはもちろん、Bパターンです。
図であらわすと、Aパターンはこんな感じ。

一問一答のようになっており、どの話題も浅い話しかできずに終わっています。
対するBパターンはこんな感じ。

相手の答えをどんどん掘り下げているので、全体が一つの話題でまとまっているのがわかると思います。
このような繋がりを意識して会話することで、より深い話を引き出しやすくなるのです。
まとめ
- 普段から質問以外の聞き方スキルも率先して使う
- 質問したからには相手の答えにしっかり食いつく
- 一つの話題を掘り下げていく意識で質問する