元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
どうすれば共感上手になれるでしょうか?
「聴き上手になるには共感することが大事」
ちょっとでもコミュニケーションの勉強をしたことのある人は、こんな言葉を聞いたことがあると思います。
ではそもそも、「共感する」って具体的にどういうことでしょう?
…意外とあやふやだったりしませんか?
いえいえ、それは実は「同感」なんです。
本当の共感とはズバリ、「理解を示すこと」です!
今回は共感のコツと、共感力の鍛え方について詳しく解説していきます。
共感と同感はちょっと違う
「共感」という言葉を辞書で調べると、次のように書かれています。
「他人の意見や感情などに、そのとおりだと感じること」
イメージとしては、次のような感じではないでしょうか?
⚫︎ これが共感?
実際、こういう認識の人は多いと思います。
でも実は「わかる~!」という反応は、共感を超えた「同感」になります。
もちろん、素直に同感できたときはどんどんしてみてください。
似た者同士をアピールしていけば、相手は「この人とは気があうな♪」と親しみを感じてくれますからね。
でも、何でもかんでも同感できるかと言えば、それはやっぱり無理がありますよね。
ときには「考え方が違すぎてウソでも『わかる〜』なんて言えない!」なんて場合もあると思います。
例えば
- 価値観の違い
- 自分の人生とは縁のなかった体験談
などがそうです。
⚫︎ 価値観の違い
⚫︎ 自分の人生とは縁のなかった体験談
このように「わかる〜!」と言ってあげられない場面は無限にあります。
人間なんて一人一人、人格も、考え方も、今までに歩んできた人生もバラバラなんだからそれは当たり前です。
だから、無理にそこまでしなくて良いのです。
むしろ何でもかんでも同感する人は
- 自分の考えがない人
- 八方美人で誰にでもいい顔する人
というマイナスイメージにつながる危険もありますから。
「同感」はできないときでも、「共感」はできます。
なぜなら共感とは、「相手の気持ちや考えに理解を示すこと」だから!
共感=理解を示す行為
共感とは、
「あなたはこう思ったんですね」
「あなたはこんな考えを持っているんですね」
「あなたはこんな人なんですね」
といったように、理解を示す行為を指します。
先ほどの例で考えてみると、
⚫︎ 価値観の違い
⚫︎ 自分の人生とは縁のなかった体験談
といった具合です。
共感は同感と違い、自分の考えと相違があるときでも使うことができますです。
たとえ同意できなくても、共感を使って理解を示していけば
「この人は私のことをわかってくれるんだな」
「私と真剣に向き合ってくれるんだな」
という信頼を得ることができ、心を開いてもらえるようになります。
共感力を鍛えるには小説を読もう
共感する一番のコツは「相手の気持ちや考えを想像すること」です。
ただ、中にはこれがとっても苦手な人がいます。
共感が苦手な場合、原因は主に2つです。
- 相手の気持ちが想像できない
- 感じとった気持ちを言葉で表現できない
①を改善するには、人の気持ちに触れる機会を増やすこと。
②を改善するには、ボキャブラリー(使える言葉数)を増やすことが大切です。
そして①と②の両方に有効なトレーニング法があります。
それはズバリ、小説を読むこと!
こんな興味深いデータがあります。
作家の名前をたくさん知っている人(=読書家)ほど人の気持ちを想像する共感能力が高い
小説は映像どころか絵もありません。
基本は文字だけです。
その分、映画やマンガと比べると登場人物の内面がより緻密に描かれています。
だから小説を読むことで、他人の気持ちを考える力が養われていくんですね。
さらに、たくさんの文章に触れることでボキャブラリーや表現力も鍛えることができます。
コミュ障改善にこれほど適任な自主トレはそうありません!
もちろん、一冊二冊読んだくらいじゃ劇的な変化は起きないので、積み重ねがものを言います。
(ゆるやかな変化なので明確に「何ヶ月目」とははっきり言えませんが…)
根気は必要ですが、読書自体はよい作品と出会えればとても楽しい娯楽にもなります。
いつもスマホばかりいじってないで、これを機に読書生活はじめてみませんか?
読み方のコツや小説の選び方については、こちらの記事で解説しています。
100%の共感は絶対にできないと心得よう
実際に共感しようと試みても、なかなかいい言葉が出てこなくて困ってしまう人も多いと思います。
でも、覚えておいてください。
毎回100%の共感することは、誰にでも不可能です!
どんなに相手の気持ちを想像したところで、本当の気持ちはわかりません。
そりゃそうですよね。
結局は「他人」ですから。
たとえ相手が家族でも、恋人でも、誰かを100%理解することはできない。
そこはしっかりと自覚したうえで、「今より深い関係になりたい」と思う相手に対しては
「100%は無理だとしても、1%でも多く理解したい!」
そんな気持ちを持って、話を聴いてあげましょう。
まとめ
- 同感=「わかる〜!」と同意すること、共感=「あなたはこんな気持ちなんですね」「こんな人なんですね」と理解を示すこと
- 共感力を鍛えるには、小説を読むことが効果的
- 100%の共感は不可能と自覚した上で、1%でも多く相手を理解しようと努める態度が大切
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