質問力

日常会話ではオープン/クローズドクエスチョンは気にしなくてOK!

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン

こんにちは!

元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。

このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!

 

【今回のお悩み】

ネット記事で「質問にはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの2種類ある」と知りました。
雑談においてもこの2つを使い分けることが大切でしょうか?
コミュ障さん
コミュ障さん

 

コミュ障さんが手っ取り早く会話を続けられるようになりたいなら、質問力を磨くのが一番の近道です。

質問力はコミュ障の強力な武器
会話が続かないコミュ障さんは質問力を磨くべし!その理由を解説会話が続かないコミュ障さんは質問力を磨きましょう。質問は会話を続ける万能コミュニケーションスキル。「あなたの話もっと聴かせて」というメッセージをダイレクトに伝え、相手を冗舌にします。コミュニケーション講師が質問の効果をわかりやすく解説します!...

 

そんな便利な質問ですが、ネットなどで質問のコツを検索してみると確実に出てくるのが

  • オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分けましょう!
  • 会話を広げるならオープンクエスチョンが便利です!

みたいなノウハウ。

 

というか「質問のノウハウってこれしかないんじゃないか?」と思うほど、どこのサイトを見ても出てきます…。

 

コミュ障時代の僕はネットでもノウハウを漁りまくっていましたが、正直「またかよ!」と嫌気がさしていました(^_^;)

なぜなら、楽しく会話するのにオープン/クローズドを使い分けることがそんなに重要だとはとても思えなかったから。

(あくまで「会話・雑談において」なのでビジネスシーンではある程度有効と考えています)

 

実際、僕のコミュニケーション講座ではオープンクエスチョン/クローズドクエスチョンは一切扱っていません。

もっと別の基準で「どんな質問だと会話が盛り上がりやすいのか」を分類して教えています。

 

その分類基準については別の記事で解説するとして、今回は「なぜ日常会話ではオープン/クローズドをいちいち考えなくてもいいのか?」というお話をしていきます。

 

そもそもオープン/クローズドクエスチョンとは?

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン

「オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンってそもそもナニ?」

と疑問に感じている方もいらっしゃるかと思うので、先にそれぞれの特徴を解説していきます。

 

クローズドクエスチョン

クローズドクエスチョンとは、基本的に「イエス」か「ノー」かの2択で答えられる質問です。

「ラーメンは好きですか?」とか「昨日は残業だったの?」という質問がそうですね。

イエス/ノーではありませんが「『きのこの山』と『たけのこの里』ならどっちが好き?」なんて質問も回答範囲が狭く限定されているのでクローズドクエスチョンと言えます。

(ちなみに僕はきのこ派です(笑))

 

クローズドクエスチョンの特徴は以下の通りです。

● メリット

  • 答える側は2択なので答えやすい
  • 質問側は相手の答えを予想しやすい

 

● デメリット

  • 「はい」「いいえ」など答えが一言で終わってしまうため会話が広がりにくい
  • 連発すると、答える側は尋問を受けているような気分になる

これらの特徴から、会話がはじまった直後のアイスブレイク(緊張をほぐすこと)に向いていると一般的には言われています。

 

オープンクエスチョン

対するオープンクエスチョンは、2択で答えられない自由度が高い質問です。

「何系の料理が好きですか?」「週末は何をして過ごすことが多いですか?」といった感じです。

 

オープンクエスチョンの特徴は以下の通りです。

● メリット

  • 得られる情報が多く、会話が広がりやすい
  • 相手の情報や考えをより具体的に知ることができる

 

● デメリット

  • 考える必要があるため、すぐに答えが出てこない場合がある
  • 連発すると、相手は考えることに疲れてしまう

オープンクエスチョンはお互いに打ち解けてきてから使うのがよいと一般的には言われています。

 

オープン/クローズドの使い分けは不要!

オープン/クローズドの使い分けは不要

冒頭に書いたように、僕はオープンクエスチョン/クローズドクエスチョンを日常会話で使い分けるメリットをあまり感じていません。

 

というのも、そもそもオープンクエスチョン/クローズドクエスチョンって、もとはセールスが発祥だからです。

1925年、アメリカの心理学者E.K.ストロングが書いた本の中でセールスのテクニックとして紹介されています。

 

コミュニケーションの分野では度々あることですが、セールスやカウンセリングのノウハウをそのまま日常会話に流用するのはちょっと違う気がします。


例えば、

  • クローズドクエスチョンは『はい』『いいえ』など答えが一言で終わってしまう場合ため会話が広がりにくい
  • オープンクエスチョンのほうが答え方の自由度が高く会話が広がりやすい

と言われていますが、本当にそうでしょうか?

 

オープンクエスチョンを使ったところで、一言で終わるときはたくさんあります。

例えば…

⚫︎ 会話例

週末、どっか出かけた?(クローズド)
出かけたよ。
どこ行ったの?(オープン)
友達と『○○』っていう映画見てきたの。
あ〜、テレビのCMで見たかも。

見てきた感想は?(オープン)

微妙だった。
そ、そうなんだ〜。

といった感じに。

逆にクローズドクエスチョンを使っても会話が盛り上がるケースだって多々あります。

 

⚫︎ 会話例

週末、どっか出かけた?(クローズド)
うん。

友達と『○○』っていう映画見てきたの。

あ〜、それテレビのCMで見たかも。

面白かった?(クローズド)

う〜ん…、個人的には今ひとつだったかなぁ。

原作も読んだけど、それと比べると…(以下略)

 

実際、おしゃべり好きな方と会話すると、こんな感じで「1」訊いたら「3」も「4」も返ってくること結構ありますよね。

 

  • 相手がおしゃべりな人かどうか
  • 相手にとって興味のある話題かどうか

これら要素のほうが、よっぽど会話の盛り上がり具合を大きく左右します。

 

オープン/クローズドを使い分けるメリットが全くないとは言いませんが、よく考えて使ったところで、かけた労力ほどの効果は見込めないのではないでしょうか。

だから普通に会話を楽しみたいだけなら「細かいことは気にせず、訊きたい質問を好きにすればいいんじゃない?」というのが僕の考えです。

 

ここで押さえておくべきは、

  • クローズドクエスチョンを連発すると尋問しているようで会話が盛り上がらない
  • オープンクエスチョンを連発すると相手は答えを考えることに疲れてしまう
  • =そもそも質問を連発すべきではない

これさえ覚えておけば十分です。

 

「ここはオープンとクローズドどっちで質問するべきタイミングかな?」

そんな細かいことをいちいち考えるのはもうおしまいにしましょう。

会話を盛り上げる質問ができるようになりたいのなら、それよりも考えるべき基準があるのです!

 

その基準については、別の記事でじっくり解説していきます。

【コミュ障克服の第一歩に】