元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
人見知りを改善する方法はありますか?
人見知りとは簡単に言うと
「見知らぬ人の前だと緊張して普段通りの振る舞いができなくなってしまうこと」
です。
でも人間なら、誰しもよく知らない人の前では多少の緊張はするもの。
だから完全に克服するのは至難の技だし、そこまでする必要はないと僕は考えます。
とはいえ、あまりに人見知り度合いが激しすぎると
- ガッチガチに緊張しちゃって全然仲良くなれない!
- 頭が真っ白になって会話どころじゃない!
などの困った事態になってしまうので、人並みレベルに人見知りを緩和することは大切です。
そこで今回は「最も着実に人見知りを改善する方法」を解説していきます。
人見知りとコミュ障の違い
コミュ障さんの中には、人見知りとコミュ障のダブルパンチで「ぜんぜん人とうまく関われないんです〜!」という人、多いと思います。
もしかしたらここで
「え、人見知りとコミュ障って一緒じゃないの?」
と感じた人もいらっしゃるかもしれませんね。
というわけで、先に人見知りとコミュ障の違いを見ていきましょう。
まず人見知りというのは、本来は”子供が”知らない人に対して恥ずかしがってしまうことを指します。
もともとは子供に対して使う言葉だったんですね。
ただ今は大人でも「私、人見知りなんです」とフツーに言うようになりました。
だから現在の意味合いとしては、次のようになります。
人見知り=
見知らぬ人(例えば初対面の人や関係が浅い人)に対して普段通りの振る舞いができない人
対するコミュ障は、人とのコミュニケーションに障害が出てしまうほど苦手なことを指します。
コミュ障=
会話・雑談に苦手意識があり、人間関係を築くのが苦手な人
例えば、「自分から話題を振ることができない」とか「相手が話題を振ってくれてもすぐに会話が途切れてしまう」みたいな人です。
混同されがちですが、微妙に意味は異なるのです。
実際、世の中には「人見知りだけどコミュ障じゃない人」もたくさんいます。
日本人は基本的にシャイなのでこのタイプは多いです。
少数ですが、逆に「コミュ障だけど特に人見知りしない人」人もいますね。
コミュ障の治し方については、こちらの記事で解説しています。
ズバリ、人見知り克服法はコレ!
人見知りの意味を確認したところで、今から改善法を解説していきます。
人見知りとは先ほど言ったように、「見知らぬ人に対して普段通りの振る舞いができない人」のことを指します。
なぜ普段通りに振る舞えなくなってしまうのかと言うと、
「この人は私に対して好意的に接してくれないんじゃないか?」
という不安があるからです。
もちろん冒頭で述べたように、出会ったばかりの人に不安を感じるのは人間なら当然のこと。
ただ、ガチガチになったり、ほとんど喋ることができなくなってしまう人は不安を感じすぎです。
なぜそこまで人に不安を感じてしまうのか?
それは不安の裏に
「私は人に好かれにくい人間なんだ」という自信のなさ
が隠れているからです。
つまりはその「私は好かれにくい」と感じてしまう根拠を受け入れる、もしくは解消する。
それが人見知りを改善する最も確実な方法です。
「好かれにくい」と感じやすい3つの要素
まずは「私は人に好かれにくい人間なんだ」と感じてしまう根拠を明らかにすることが第一歩です。
これは人それぞれ違うように思うかもしれませんが、おそらくパターンとしては大きく3つほどしかありません。
それが次の3つです。
- 素の自分を見せたら好かれない
- 会話が下手だから好かれない
- 外見が良くないから好かれない
一つずつ改善策を解説していきます。
「素の自分を見せたら好かれない」の克服法
「こんなこと言ったら変だと思われるんじゃないか?」
「ここで自分の意見を言ったら嫌われるんじゃないか?」
そんな不安が大きすぎる人は、自分を出せずにいつも周りの意見に流されてしまいます…。
素の自分を出せるようになるにはどうすればいいのでしょう?
試しにネット等で人見知りの治し方を検索すると、よくこんな言葉を見かけます。
周りの人たちはあなたが言ったことなんて大して気にしてはいません。
そのことを言い聞かせて、周りの目を気にしすぎないようにしましょう!
言っていることはもっともです。
人見知りというのは、結局は本人の気の持ちようの問題ですからね。
でも人見知りしてしまう側からしたら、「そう思えたら苦労しないよ!」が本音ではないでしょうか。
では、どうすればいいのか?
素を見せることへの不安というのは、「素の自分を出したら嫌われるんじゃないか?否定されるんじゃないか?」という「もしも」の未来に対してあなたが勝手に抱えている不安です。
こうした不安はいくら考えたところで、本当の答えはわかりません。
そして考えれば考えるほど不安ばかりが大きくなる一方です…。
この不安を根本から解決する方法は一つです。
実際に素の自分を出してみて、「意外とみんな受け入れてくれるじゃん!」と身をもって実感するしかありません!
とあなたは感じたかもしれません。
でも、たとえどんなに納得のいく理論を聞いたところで、結局さいごは自分から「えい!」と踏み出さなきゃいけないときが必ず来ます。
だったらいつまでも理論をこねくり回していないで、さっさと経験してしまうのが圧倒的に手っ取り早くて効果的な方法なんです。
もちろん、最初は軽いことからでOKです。
友達とランチのお店を決めるとき、自分の要望をやんわり伝えてみる
飲み会で一杯目に飲むものを周りと合わせることをやめ、自分が本当に飲みたいものを注文してみる
Mサイズの服を試着して大丈夫そうと思っても「一応、Lも来てみていいですか?」とお願いしてみる
そんな否定されづらい軽いことから自分の意見を伝えてみましょう。
伝える相手も、まずは優しそうな人や店員さんのような、絶対に強く否定してこないとわかっている人に対してだけで十分です。
これを続けていくと、きっと気がつくはずです。
「悪意さえなければ、ちょっとくらい自分の我をだしても人は嫌ってこないんだ」
「ダメな部分も含めて、自分をもっとオープンにしても大丈夫なんだ」
ということに。
ぜひ少しずつチャレンジしてみましょう。
「会話が下手だから好かれない」の克服法
コミュ障かつ人見知りな人に多いのが
「沈黙が続いて退屈と思われちゃうかも…」
「会話が途切れて気まずくなっちゃうかも…」
「一緒にいても楽しくないと思われちゃうかも…」
などの不安です。
苦手なことをするときに不安を感じて緊張してしまうのは当たり前のこと。
であれば、会話力を鍛えて自信をつけることが最も確実な方法です。
とはいえ、会話に絶対の自信を持つことなんてできる気がしませんよね…。
だから絶対の自信じゃなくていいんです!
「昔の私と比べれば、けっこう会話できるようになってきたぞ!」
そういう確かな実感が自信になり、自然体で会話できるようになっていきます。
ぜひその辺りを目指してコミュ力を鍛えていきましょう。
ただ人並みレベルでいいとは言っても、会話力が身につくまでにはある程度の練習と時間が必要です。
それまでの間、今すぐにできる対処法としては、
「あらかじめ話すことや訊くことを決めておく」
という方法がオススメです。
結局のところコミュ障さんの一番の不安って、「話題が切れて気まずい沈黙が訪れること」だと思います。
そこまで盛り上がっていなくても、とりあえず会話さえしていれば気まずくてドキドキすることも減っていきます。
だから先に話題を仕込んでおけば、いざというときの助けになります♪
もし事前に相手の情報がある程度わかるのであれば、必ずチェックしておきましょう!
例えばSNSでつながりがある人であれば、相手のプロフィールや過去の投稿をチェックすればきっと質問したいことの一つや二つは見つかるはずです。
もしまったくの初対面であれば
- 何のお仕事されてるんですか?
- お住まいはどちらですか?
- 休日はどんなことしていますか?
こんなテンプレート的な質問でもいいのでいくつか用意しておきましょう。
それから僕もよくやっていましたが、用意した話題はスマホのメモ帳に書いておくのがオススメです!
そうすればトイレに行った隙などにさっと確認できるのでド忘れ防止になるし、精神安定剤の代わりになってくれますよ♪
「外見が良くないから好かれない」の克服法
最後は「自分のルックスに対する自信のなさ」です。
「イケメンじゃない(かわいくない)自分が話しかけたら迷惑がられるかな…」
「ルックスが良くないから心の底で見下されてるんじゃないかな…」
そんな不安から過剰に緊張してしまう人も多いと思います。
もちろん、イケメンじゃないからといって「話しかけてくんな!」なんて思う人はほとんどいないし、見下してくる人もほとんどいません。
とはいえそういう人も少なからずいることは事実なわけで、過去にそんな心無い言葉に傷ついた経験がある人もいると思います…。
だから「見た目で人を判断しない人だってたくさんいるから大丈夫だよ」なんて言われたところで
それが人見知りする側の本音だと思います。
ではどうすればいいかというと、
これも会話力と一緒で「できることから改善していくこと」がもっとも確実に不安を軽くする方法です。
実際、僕がそうでした。
僕は今でこそ洋服を買うのが趣味と言えるくらい好きになりましたが、大学二年の頃まではおしゃれに全く無頓着だったんです。
自分に似合う髪型を考えたこともなかったし、
顔中ニキビ跡だらけだったし、
眉毛を整えたこともなかったし、
洋服を自分で買ったことすらありませんでした(^_^;)
当然、そんな自分のルックスを好きになれるはずもなく、いつも自信がなくてオドオドしている人間でした。
だけど大学時代に失恋したことがキッカケで、「もっと自分に自信を持ちたい!」と外見磨きをはじめたのです。
髪型を気にするようになり、
ニキビ用化粧品を10種類以上も試したり、
眉毛を整えたりして清潔感に気を配ったり、
洋服のコーディネートを勉強したり…、
そうした行動を積み重ねていくことで、だんだんと自信がついて人見知りも和らいでいきました。
「どうせ自分は何やっても変わらないよ」って思っている人も、とりあえずチャレンジしてみてほしいのです。
顔そのものは変えることができなくても、
- 洋服
- 髪型
- 清潔感
この3つに気を配るだけでもびっくりするくらい人の印象は変わります。
「そんなお金ないよ」と思うかもしれませんが、
ユニクロやGUでも十分おしゃれなコーディネートは作れます。
それに、どうせオシャレしようがしまいが洋服は買いますよね?
どうせ髪は伸びたら床屋や美容室に行きますよね?
つまり、かかるお金はほとんど変わりません!
「今までの自分を知ってる人からの視線が気になって行動できません…」という人もいるかもしれませんが、なにか言われたとしてもせいぜい最初の二日間くらいです。
「僕もいい大人なので、見た目にもちょっと気を使うことにしてみたんです(^_^)」
とでも言っておけば、それ以降はもう何も言われません。
まずは騙されたと思ってチャレンジしてみましょう!
びっくりするくらい変わりますよ(^^)
それぞれの改善方法は以下の記事で解説しています。
まとめ
- 人と会話するときに緊張してしまう原因(=自信がないポイント)を明確にする
- その原因をできる範囲で改善していく
この2ステップを実践していきましょう。
当然、時間がかかる部分もあると思います。
でも一度改善してしまえば、それ以降は人見知りで深刻に悩むことが一生なくなります。
そう考えれば、チャレンジしてみる価値は大いにありますよね?
できることから実践してもらえたら嬉しいです!
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