こんにちは!
元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
会話のネタはどうやって見つけたらいいでしょう?

入学、入社、異動、転職、婚活パーティー、セミナー、習い事…。
社会で生きていけば、初対面の人と会話しなければいけない機会もたくさん出てきます。
「人見知りだから初対面の人の前だと緊張しちゃう…」
「コミュ障だし初対面の人にどんなネタを振ればいいかわからない…」
「初対面の人と会うのがわかっている日は朝からおっくう…」
そんな悩みを抱えている人見知りさん、コミュ障さんも多いと思います。
でも安心してください!
初対面の会話はある程度「型」が決まっているので、コツさえつかめば誰でも会話を盛り上げることは十分可能です!
今回は仕事でもプライベートでも役立つ、初対面会話での「ネタの探し方」&「会話の広げ方」を徹底解説します!
コツは「プロフィール質問」からの「人がらの共有」です!
初対面で最も自然な話題は「プロフィール質問」

みなさんは普段、初対面の人とはどんな話題で会話しているでしょうか?
人見知りさんやコミュ障さんの場合、自分から話しかけることは少ないかもしれませんが、相手からはどんな話題を振られることが多いでしょうか?
ちょっと思い返してみてください。
おそらく最も一般的なのが、「プロフィールについての質問」ではないでしょうか?
⚫︎ プロフィール質問の一例
- 仕事 … どんなお仕事されてますか?
- 住まい … お住まいはどの辺りですか?
- 出身地 … ご出身はどちらですか?
- 休日 … 休日はどんなことしていますか?
- 趣味 … 最近ハマっているものはありますか?
- 家族 … 兄弟はいますか?
- 食べ物 … (食事中に)好きな食べ物はありますか?
- お酒 … (食事中に)お酒はよく飲みますか?
「こんな質問されてます」「逆に自分からもしてます」
という人は多いですよね?
正直、僕はこれで十分だと思っています。
いかにもテンプレート的な会話ではありますが、その分、大きなメリットもあります。
⚫︎ プロフィール質問のメリット
- テンプレートなだけに覚えてしまえば即効でネタが見つかる
- 相手を選ばず誰に対しても使える
- 多くの人がやっていることなので心理的なハードルが低い
- どんな話題になるのか事前にわかっていることで緊張緩和につながる
人見知りさんやコミュ障さんにとっては大きなメリットばかりです。
それに今後も関係が続きそうな相手なら、基本的なプロフィールは早めに共有しておいて損はありません。
何度も会った後だと「今さら訊くのもおかしいかな〜」とかアレコレ考えてかえって質問しづらくなってしまいますからね…(^_^;)
会話に苦手意識がある人ほど、初対面時にはへんに小細工しようとせず、セオリー通りにプロフィールを質問しあっていきましょう。
「情報のやりとり」だけじゃ盛り上がらない

プロフィール質問を使えば、初対面でも簡単にネタを振れるようになります。
しかし、コミュ障さんの中にはこんな壁にぶつかる人も出てくるはずです。
「質問するまではいいんだけど、そこから会話が続きません!」
「形式的な質問が続くだけで仲良くなれません!」
例えば、よくある会話の流れがこんな感じです。
⚫︎ よくある初対面会話






まさに「ザ・無難な会話」!
おそらく初対面の相手とこんな会話をズルズル続けてしまう人は多いのではないでしょうか?
こんな会話ではお互いあまり楽しくありません。
なぜなら、「情報のやりとり」しかしていないからです。
では、どうすれば会話はもっと盛り上がるのか?
ポイントは「人がらの共有」にあります!
質問したあとは「人がらの共有」で会話は楽しくなる!

初対面で相手のプロフィールを質問したら、情報ばかりに注目するのでなく、それにまつわる相手自身の話を聞き出していきましょう。
このときに使いやすいのが、
「過去」「現在」「未来」3つの視点で会話を広げていくこと。
例えば先ほど例に出した「住まい」の話題であれば、
⚫︎ 過去に広げる
- その街に住み始めたキッカケ
- その街を選んだ理由
⚫︎ 現在に広げる
- 実際に住んでみての住み心地
- その街の気に入っているところ
- その街の不満点
⚫︎ 未来に広げる
- 仮に今引っ越すならどこに住みたいか
- 将来住んでみたい街
- リタイア後は都会と田舎どちらで暮らしたいか
といった感じで広げていきます。
「何線沿いですか?」「ここまで何時間くらいですか?」
そんな質問よりも面白い話が聞き出せそうじゃないですか?
他の話題でも「過去」「現在」「未来」に話題を広げていく方法は使い勝手抜群です。
例えば「仕事」。
⚫︎ 過去に広げる
- 今の会社に入ったキッカケ
- その仕事を選んだ理由
- 今までの転職歴と転職理由
⚫︎ 現在に広げる
- 今、働いていてどうか
- 仕事のやりがい
- 仕事の大変なところ
⚫︎ 未来に広げる
- 仕事における今後の目標
- 転職したいかどうか
それから「趣味」。
⚫︎ 過去に広げる
- ハマったきっかけキッカケ
⚫︎ 現在に広げる
- 魅力、楽しさ
- ハマりすぎて困っていること(例:出費が大きい、家族からの不満など)
- オススメを教えてもらう
⚫︎ 未来に広げる
- 今、楽しみなこと(例:映画好きな人に公開が楽しみな作品を聞いてみる)
このように時間軸を意識して会話を広げていけば、初対面同士でもどんどん話題を広げることができます。
相手の体験、感情、価値観といった、その人ならではの話が引き出せます。
情報のやりとりと比べて、聴いている側である僕たちも楽しめるし、相手もイキイキと話してくれるようになります。
あなた自身のプロフィールネタも考えておこう

忘れてはいけないのが、あなたが話すときにも「情報」ではなく「人がら」を意識することです。
例えば、婚活パーティーのような一度に何人も初対面の人と会話する場では、情報のやりとりしかできなかったら「その他大勢」に埋もれてしまいます。
あなたにしか話せないことを話すことで、その他大勢の群から抜け出して興味を持ってもらえるのです。
- 仕事
- 住まい
- 出身地
- 趣味(休日の過ごし方)
- 家族構成
- 食べ物
- お酒
このあたりは初対面の人と会話するとき、話題になる可能性が非常に高いトピックです。
それぞれに関する自身の鉄板ネタは事前に用意しておきましょう。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、プロフィールネタは一度考えてしまえば新しい出会いがある度に何度でも再利用できます。
ぜひ、今日紹介したような質問を自分自身にも投げかけて、あなただけのネタを考えてみてください。