元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
コミュニケーション疲れを軽減する方法はありますか?
いつもエネルギッシュで楽しそうに人と話している人、羨ましいですよね。
僕の知り合いにも、週に5日は明け方まで友達と飲み歩いている人(しかも主婦!)がいますが、どこからそんなエネルギーが出てくるのかと感心しきっきりです(^_^;)
実は人間には、
- 人とコミュニケーションをとるほど元気になる人
- 逆にどんどん疲れてしまう人
2つの種類が存在します。
前者が「外向型人間」、そして後者が「内向型人間」です。
人付き合いで疲れやすいあなたは、内向型人間なのかも。
でも疲れるからといって、会社や学校に行かないわけにもいきません。
そこで今回は、人付き合いで疲れやすい内向型が社会の中でイキイキ生活していくためのコツをお伝えします。
内向型にとって人付き合いはエネルギー消費
外向型人間と内向型人間の一番の違いは、「エネルギーを外から得るか、内から得るか」です。
外向型は人とワイワイはしゃぐことを好み、人付き合いを通してエネルギーを得ます。
内向型はその逆で、人と接することはエネルギー消費です。
代わりに家の中で静かに読書したり、コツコツ何かを作ったり、自分一人の時間を充実させることでエネルギーを充電します。
ここで一番のポイントは、
「内向型にとって人と接することは、エネルギー消費である」
ということです。
- グループで居酒屋に入って数時間おしゃべりしただけでどっと疲れた
- 人が大勢いるイベントに入った次の日はベッドでぐったりしてしまった
そんな経験に覚えがあったりしませんか?
周りの人たちが毎週のように飲みに行ったりしている様を見て「どうしてあんなに元気なんだろう…?」と不思議に思ったことはありませんか?
でもそれは何も、あなたが人として劣っていたからではありません。
外向型にとってエネルギー補給である行為が、内向型にとってはエネルギー消費だっただけなのです。
もともとの作りが違うだけなのです!
内向型である以上、ある程度のコミュニケーション疲れはあって当たり前。
なので完全に解消することは難しいですが、日々の疲れを軽減するためにできることならあります!
その方法をこれから紹介していきます。
対策① 会話するときの緊張を減らす
人と会うときにドキドキ緊張した状態では、別れたあとに緊張の糸がプツンと切れてどっと疲れが押し寄せてきます。
下手すると翌日までぐったり状態を引きずることも…。
僕は昔、職場の飲み会やグループで出かけた翌朝は、頭が重くてなかなか起きられませんでした。
でも今は、だいぶ症状は軽くなりました。
昔との違いを考えてみると、「コミュ障を改善して人並みに会話ができるようになったこと」が非常に大きいです。
会話が苦手だと人と会う前に
「うまく会話できるかな~」
「沈黙が続いちゃったらどうしよう~」
といった不安が押し寄せてきます。
この不安が緊張に繋がるんですね。
内向的な性格は変えられません。
でも、会話力は学びと練習を積み重ねれば身につきます!
多少時間はかかっても、しっかり磨いていきましょう。
会話力が身についていけば、間違いなく人付き合いは楽になりますから。
また、ちょっとしたポイントに気をつけることで、会話の緊張を軽減することができます。
こちらの記事を読んで緊張しないコツを身につけましょう!
対策② 人付き合いで無理しない
おしゃべり大好きな外向型人間は、自分の思ったことをズバズバと言うことができます。
だから人と話すことがいいガス抜きになって元気になっていくんですね。
対する僕たち内向型人間は、自分の意見を押し込めて相手に合わせてしまいがち。
これがストレスになってコミュニケーション疲れを悪化させてしまいます。
解消するには、人付き合いで無理するのを辞めることが大切です。
- 何でも相手の意見に合わせない
- 自分のキャパ以上に明るく振る舞わない
- 気が乗らない誘いに乗らない
- 飲み会で無理して最後まで付き合わない
- ウマが合わない人と我慢してまで付き合わない
このような工夫をすることが大切です。
「それができれば苦労しないよ!」というご意見は重々承知の上です。
でも、こういったことは何度も自分に言い聞かせて、少しずつ自分の本音を尊重していくしか方法はありません!
そのためにも、内向型な自分を受け入れられるようになりましょう。
「内向型だからこそ、私なんだ」
「おとなしい私を偽らなくても、私を好きになってくれる人は必ずいるんだ」
そこが腹の底から納得できて自己肯定感が高まることで、自然体のあなたのまま人と付き合えるようになっていきます。
内向型の自分を受け入れるコツは、他の記事で詳しく解説しています。
対策③ 元気の充電方法を持つ
はじめにお伝えしたように、内向型である以上、ある程度のコミュニケーション疲れは覚悟しなければいけません。
だからこそ、疲れたときのために
- 一人で楽しめる趣味
- 自分なりのストレス解消法
を用意しておきましょう。
例えば僕の場合は
- 無心でプラモデルをつくる
- カフェでまったりしながら読書する
- 部屋でゆっくりドラマやアニメを観る
- 川辺や公園など景色が綺麗な場所を散歩する
- 平日の空いているショッピングモールをぶらつく
などがお決まりのパターンで、それに+αでその時々のマイブームが加わったりします。
一人で過ごすことは、寂しいことでも暗いことでもありません。
内向型にとっては、必要で大切な時間なのです。
疲れを溜めないための工夫も大切です。
例えば土日休みの人であれば、
- 人と会うのはどちらか一日だけにする
- 日曜は18時までに帰るようにして家でリラックスできる時間をとる
といったように、自分なりのルールを作ってみましょう。
まとめ
- 会話するときの緊張を減らす
- 人付き合いで無理しない
- 一人の時間でできる元気の充電方法を持つ
実はこれらの行動は、コミュニケーション疲れを軽減するだけでなく、人間関係を良くする上でも重要なことです。
考えてみてください。
あなたは人付き合いに疲れているとき、誰かの愚痴を根気よく聴いてあげる気になるでしょうか?
誰かと一緒にいて心から笑えるでしょうか?
きっと難しいですよね。
心を元気に保つからこそ、人に親切をしたり、愚痴を聴いてあげたり、一緒にどこかに出かけたり、そんな他人とのコミュニケーションにも前向きになれるのです。
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