元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
自分はどちらで、どうすれば改善できるのかが知りたいです。
「コミュ障」と「人見知り」。
どちらも「人付き合いが苦手な人」というイメージがあり、何かと混同されがちですが、じつは両者はイコールではありません。
- コミュ障だけど人見知りじゃない人
- コミュ障じゃないけど人見知りな人
- コミュ障かつ人見知りな人
いずれのパターンもあり得るものです。
そこで今回は、
- コミュ障・人見知りの特徴
- コミュ障・人見知りになってしまう原因
- コミュ障・人見知りを治す方法
それぞれを比較しながら、その違いを解説していきます。
自分はどちらなのか(はたまた両方なのか)?
改善するには何をすればいいのか?
などを考える足がかりにしていただければ幸いです!
コミュ障・人見知りの特徴&原因
まずは「コミュ障」と「人見知り」がどんなものかを見ていきましょう。
コミュ障の特徴
「コミュニケーション障害」を短くしてできた言葉ですが、「コミュ障」と略して使う場合は本当の障害を指すわけではありません。
「会話に支障が起きるほどコミュ力が低い人」や「重度の会話下手」のことを指します。
発達障害や吃音症、対人恐怖症などをまとめた本来の「コミュニケーション障害」とは別物です。
会話・雑談が苦手なため、友達・恋人ができない、職場の人たちといい関係が築けない、といった悩みを抱えがち。
「コミュ力が低い」とあるように、コミュニケションスキル不足が主な原因です。
人見知りの特徴
見知らぬ人と接するときに恥ずかしがったり、極度に緊張して、普段通りの振る舞いができなくなってしまう人のこと。
内気、シャイとほぼ同義。
主に初対面の人と会話するときうまく言葉が出てこなくて、気まずい雰囲気になってしまったりします。
人見知りになる主な原因は、自分に自信がないことです。
だから見知らぬ人を前にすると「嫌われたりしないかな…」という思いが強くなりすぎて、不安や恐怖を感じてしまいます。
人見知り自体には「コミュ力が劣っている」という意味はありません。
もちろん、自信のない原因が「コミュ力が劣っているから」である場合もありますが、それは「コミュ障かつ人見知りな人」と言えます。
「明るくて友達もたくさんいるけど実は人見知り」という人も大勢います。
それ以外の似た言葉
「コミュ障」「人見知り」以外にも混同されがちな言葉がいくつかあるので、簡単に解説しておきます。
内向型
意識が自分の内側に向いている人のこと。
ざっくりいうと、他人とワイワイはしゃぐより、一人で興味のあることに没頭しているほうが好きな人です。
「内向型=コミュ力が低い」わけではありませんが、他人に興味を持ちづらかったり、パーティーのような人が大勢いる場所に行くと疲れやすい性質を持っているため、外向型と比べてコミュ障や人見知りになりやすいです。
こちらの記事で詳しく解説しています。
HSP
「生まれつき感受性が強く、敏感な気質もった人」という意味。
「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字をとってHSPと呼ばれています。
HSPもそれ自体に「コミュ力が低い」という意味はありませんが、人の顔色を気にしすぎて思ったことを発言できない傾向が強いため、コミュ障や人見知りになりやすい性質と言えます。
コミュ障・人見知りの治し方
自分がどのタイプか、わかってきましたでしょうか?
続いては、コミュ障・人見知りの治し方を解説します。
コミュ障の治し方
コミュ障の一番の原因は、コミュニケーションのスキル不足と経験不足です。
コミュニケーションスキルとは、大まかに分けると次の5つです。
- 話す力…自己開示、表現力、ボキャブラリー
- 聞く力…リアクション、共感
- 質問力…会話を深める質問
- 話題提供力…話題を見つけて振る
- 非言語コミュニケーション…表情、身だしなみ
自身に足りていない部分をしっかりと自覚し、鍛えていきましょう。
最初の一歩に最適な、簡単に使えるスキルはこちらでまとめて紹介しています。
より体系的に学びたい方は、ぜひ僕のコミュニケーション講座も活用してみてください^^
コミュニケーションスキルを身に付けるには、以下の手順を踏むことが大切です。
- コミュニケーションスキルを学ぶ
- 学んだスキルを使って実際に会話する
- 会話が前より盛り上がる
- ①〜③を繰り返す
このステップを踏むことで徐々に改善されていきます。
コミュ障さんの場合、スキルは本などで学ぶことができても、身近に練習相手がいなかったり、職場では「喋らないキャラ」が定着済みで話しかけることに躊躇してしまいがち。
そのせいで「いつまでも経験不足でスキルが身につかない」という壁にぶつかってしまいます。
周りに練習相手がいないなら、少しだけ勇気を出して、人と会話できる環境に飛び込んでいきましょう。
練習しないでコミュ障が治ることは、残念ながら100%ありえません。
練習場所の探し方は、こちらの記事で解説しています。
また、効率的に成長したいなら話し方教室(コミュニケーション講座)の継続利用がオススメです。
このように、多くの効果が得られます。
費用はかかりますが、お金をケチっていつまでも治らなかったら、そのほうがあなたの人生にとっては大きな損失ですよね。
本気で治したい方は、ぜひ検討してみてください。
人見知りの治し方
先述したように人見知りとは、「見知らぬ人に対して普段通りの振る舞いができない人」のこと。
なぜ普段通りに振る舞えなくなってしまうのかと言うと、「この人は私に対して好意的に接してくれないんじゃないか?」という不安があるからです。
それは裏を返せば、「私は人に好かれない人間なんだ」という自信のなさが隠れているのです。
だからその原因を取り除くことが、人見知りを改善する最も確実な方法といえます。
自信がない原因は人それぞれ違うように思うかもしれませんが、おそらくパターンとしては大きく3つほどしかありません。
- 素の自分を見せたら好かれない
- 会話が下手だから好かれない
- 外見が良くないから好かれない
①の場合は、小さなことから素の自分を出してみて、「意外とみんな受け入れてくれるじゃん!」と身をもって実感することが有効です。
②の場合は、上で紹介した手順でコミュ障を改善していきましょう。
③の場合、顔のつくりそのものは変えられないかもしれませんが、
- 服装を変える
- 髪型を変える
- 清潔感に気を配る
などにチャレンジするだけでも、びっくりするくらい見た目の印象は変わるもの。
「どうせ自分は顔が良くないから」と鼻からあきらめずに、できることからやっていきましょう。
人見知りの治し方については、こちらでさらに詳しく解説しています。
どちらも完璧な克服を目指す必要はない
コミュ障・人見知りの治し方を簡単に解説してきましたが、正直、どちらも改善までに時間はかかります。
一瞬で治る魔法は残念ながら存在しません。
一年スパンで治すべき問題と心得て、できることから焦らずコツコツやっていきましょう。
そして大切なことは、どちらも完璧な克服を目指さないことです。
コミュ障や人見知りにコンプレックスを感じている人ほど、できない部分ばかり気にしてしまいがちですが、対人関係で完璧主義は足枷にしかなりません。
どんなにコミュ力を鍛えても、すべての人から好かれるとか、すべてのシチュエーションでうまく会話するなんて誰にもできません。
例えば内向的な性格の人であれば、ノリのいい人とは合わないのが普通です。
「この人とはタイプが違いすぎるから、うまく会話できなくても仕方ない」
そういうあきらめも時には必要です。
人見知りも同様です。
よく知っている人と会話するより、見知らぬ人と会話するほうが緊張するのって、考えてみれば普通のことです。
何も話せなくなてしまうほどの重度の人見知りは放置すべきではありませんが、初対面で緊張するのは自然なこと。
「それが当たり前」と心得ましょう。
まとめ
- コミュ障=コミュ力が低く、会話・雑談が苦手な人
- 人見知り=見知らぬ人の前で緊張し、普段の振る舞いができなくなってしまう人
- どちらも改善は可能だけど、完璧な克服は目指さないことが大切
当ブログの管理人・みやたさとしは、コミュ障によりそう話し方教室を運営しています。
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