元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】

会話術の本とか読むだけじゃイマイチ成長している気がしない…。
やっぱり実際に人と話さなきゃダメなんだな〜。
コミュ力を鍛えようと思ったコミュ障さんは、早々にこの事実に気が付くことでしょう。
そして「いっちょ頑張ってみよう!」と前向きになったあなたの前には、大きな壁が立ちふさがります。

この段階で練習場所が確保できなくて、そのまま挫折してしまう人のなんと多いことか…。
そこで今回は、僕自身の体験談も踏まえて「会話の練習場所・練習相手の探し方」について書いていきます。


職場で会話練習できるのが理想

日中働いている社会人の場合、一番いる時間が長い場所はやはり「職場」だと思います。
(学生さんの場合は学校に当てはめて読み進めてください)
会話練習は積み重ねが大切なので、職場の人たちと雑談する機会が作れるならそれが理想です。
お昼休みのときなどに、優しそうな人に話しかけることから始めてみましょう。
ただ、コミュ障さんの中には
今さら自分から話しかけるなんて不自然すぎてできない!
なんて方もいらっしゃると思います。

これはなかなか大きな壁です。
こんな時にはどうやって練習場所を確保すればいいのでしょう?
僕の場合は幸運(?)なことに「コミュ障を克服しよう!」と決意したとき無職だったので、接客業に就くことにしました。
選んだのは「スーツ販売のアルバイト」です。
スーツ販売ってサイズを案内したり、裾の長さを測ったり、お客様と接する時間が他の接客業よりも長いんですよね。
これはコミュ力アップのいい練習になりました。
「人と接する機会の多い仕事に就く」というのは一つの手です。
とはいえ、学生やフリーターでもないかぎり、そう簡単に選べる方法じゃないですよね…。
まだ学生のコミュ障さんは、社会に出る前に接客アルバイトを一度はやっておくことを強くオススメします。
コミュ力アップはもちろん、店長や社員さんなど、年上の社会人と話すことに慣れておけば、就職したときも職場に馴染みやすくなります。

最初は苦労すると思いますが、絶対に「やっててよかった」と感じるはずです!
逆に僕は、学生時代に同級生以外との関わりをかたくなに避けていたことを激しく後悔しました(^_^;)
さて、職を変えるのが難しいとなると…
「休日や就業後の時間を利用して、人と会話できる環境に出向く」!
やぱりこれが現実的な方法です。
職場内で定着した「しゃべらないキャラ」を卒業する方法もあるにはあります。
職場でも会話練習するため、そして仕事しやすい環境を作るためにも、ぜひこちらも合わせてチャレンジしてみましょう!
詳しくは以下の記事で解説しています。

人と話せる場所に行ってみよう

身近に練習相手がいない社会人さんは、Google検索やSNSを使って話す練習ができそうな集まりを探してみましょう。
コツは、自分とテンションが近そうな人が多く集まりそうな場所を選ぶことです。
テンション高い人ばかりの場所に行っても、馴染めなくて孤立する危険が高いので避けましょう!
- 読書会などインドアな趣味の集まり
- 人見知りオフ会・交流会
- 内向型オフ会・交流会
- HSPオフ会・交流会(HSPとは「繊細な人」のことです)
このあたりの集まりなら落ち着いた人が多いので、内気なコミュ障さんでもとっつきやすいはずです。
サークルやオフ会の場合「共通点を持つもの同士」で集まれるので、
- 会話のネタが見つけやすい
- 気のあう友達ができやすい
という点も大きなメリットです。

サークル、オフ会はちょっとハードル高いな~と感じるなら、
- ボランティア活動
- 資格の学校
- カルチャー教室
- オタク向け恋活・婚活パーティー
などでもOKです。
「人と会話できる環境に身を置く」が何より大切なので、気になるコミュニティがあれば思い切って飛び込んでみましょう!
ちなみに僕はコミュ障時代、自分で「会話練習サークル」を作り月2〜3回ペースで練習会を開いたりしていました。
カラオケルームに集まって「テーマに沿ってペアで5分間会話する」という練習をひたすら繰り返すだけの簡単な会でしたが、毎回8名くらいはコンスタントに集まっていました。
あなたと同じように、練習場所がなくて困っているコミュ障さんは大勢います。
だから行動力がある方は、自分で練習場所を作ってしまうのも一つの手ですよ!
話し方教室やコミュニケーション講座には仲間がたくさん

話し方教室やコミュニケーション講座の利用もオススメです。
というか、本気でコミュ障を改善したいと思うのなら、一度は教室に通ってみるべきだと僕は思います。
「自分で話し方教室をやっているから生徒を集めるためにそう言ってるんでしょう?」と思うかもしれませんが、逆です。
「会話力をしっかり身につけるなら、話し方教室に通うのが一番の近道!」
そうコミュ障時代に身をもって実感したからこそ、僕は自分で教室を開くことにしたんです。
オフ会などと比べると費用はかかってしまいますが、他にはないメリット盛りだくさんです!

自力で努力するのと比べれば何倍も効率的です。
費用を惜しんだ結果、改善するのに何倍も時間がかかってしまったり、挫折して結局コミュ障が治らなかったら…?
そのほうがあなたの人生にとって大きな損失ではないでしょうか(~_~;)
一つ注意点としては、必ず「会話・雑談」に特化した教室や講座を選びましょう!
「コミュニケーション」といってもいろんなジャンルがあるので、スピーチ専門やボイトレ専門の教室・講座を選んでしまうと、会話練習する機会が持てなくなってしまいます。

話し方教室の効果や選び方については、次の記事も参考にしてみてください。
効果的な練習メニューもたくさん用意しているので、よければご活用ください♪

また、教室に通っている人に声をかけて、カフェやZoomなどで練習会を開くのもオススメです。
「練習相手がいない」はほぼ全てのコミュ障さんが抱える問題なので、こころよく参加してくれる人は大勢いるはずです。
練習相手探しという観点においても、話し方教室は最適なんですよ。
まとめ
- 職場…練習は積み重ねが大切なので同僚相手に練習できるのが理想
- オフ会・交流会・習い事…落ち着いた人や趣味が合いそうな人が集まるコミュニティがオススメ
- 話し方教室・コミュニケーション講座…学びと練習が同時にできるから効率的に成長できる、同じ目標を持つ仲間と繋がれてモチベーションUPにつながる
ちなみに、仮に僕がいまコミュ障に戻ってしまったとしたら、次の手順で行動します。
- 話し方教室に数ヶ月通ってノウハウをしっかり学ぶ&他の生徒さんと仲良くなる
- 仲良くなった生徒さんを誘ってカフェなどで一緒に練習する
- 少し上達してきたら、職場の人との会話にチャレンジする
- (余力があれば)趣味のオフ会など新しいコミュニティに参加する
これが内向的なコミュ障さんにとってもっともハードルが低くて、もっとも挫折しづらい現実的な方法だと思います。
本気で変わりたい方は参考にしてみてくださいね^^