元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
今からでも気軽に雑談できる関係を築くにはどうしたらいいでしょう?

「コミュニケーションを学びはじめたけど、これまで職場の人とほとんど雑談してこなかったから今さら話しかけづらい…」
「喋らないキャラが定着してるのに、いきなり雑談に混じったら周りにビックリされそう…」
あなたがコミュ障を改善する上で、こうした壁には高確率でぶつかると思います。

交流会や講座のようにほぼ初対面しかいない環境であれば「ちょっとがんばって話しかけてみようかな」という気にもなれますが、すでに日常の一部と化している職場で今までと違う振るまいをするのは勇気がいるものですよね…。
とはいえ、どこかで行動を起こさないかぎり現状は変わりません!
職場に居場所もできません!
そこで今日は、すでに「雑談しない人」が定着した環境下(おもに職場)でも無理なく雑談できるように変わる方法をお伝えします!


雑談できない現状を変えるには「少しずつ」が基本

いきなり雑談をふろうと思っても、「変だと思われちゃうかも…」という自意識過剰が顔を出して上手くはいきません。
何事もそうですが、現状を変えていくには「無理のない程度にちょっとずつ」が基本戦略になります。
一気に「赤→青」に変えるのでなく、徐々に青の成分を濃くしていって「赤→赤っぽい紫→青っぽい紫→青」と、グラデーションのように変えていく要領です。

一日二日でどうこうするのでなく、2週間から1ヶ月くらいかけて取り組むべき問題であることをまずは認識しましょう。
というわけで今から、3つのステップに順序立てて「雑談しない人」から抜け出す方法を解説していきます!
ステップ① 感じよく挨拶する

今さら書くようなことでもないかもしれませんが…
同じ職場・同じコミュニティに属している人にはちゃんと挨拶しましょうね!

挨拶は相手の存在を認めている証です!
挨拶しない(=存在を認め合わない)ということは、道端ですれ違う他人と変わりません。
道端で他人と雑談なんかしませんよね?
つまり、挨拶することが雑談できる関係をつくるスタートラインなのです。

コミュ障さんにありがちなのが、目線を合わせず小さな声でモゴモゴと挨拶すること。
これは挨拶したうちに入りませんよ!
- 笑顔で(全開じゃなくていいので口角はあげましょう)
- 目線を合わせて
- 相手に聞こえるボリュームで
この3点を心がけていきましょう!
目線を合わせるのが苦手な方は、こちらの記事を参考にしてみてください(^^)

ステップ② 業務連絡しやすい人になる

そんなコミュ障さんは多いと思います。
であれば、まずは「仕事に関する会話を気軽にしやすい人」になりましょう。
簡単かつ即効性のあるスキルが「あいづち&オウム返し」です。
あいづち・オウム返しは、たった一言で自分の気持ちを伝えることができるとっても便利なスキルなのです。
「なるほど~」とあいづちを打てば、私が納得したことが伝わります。
「3時間も残業してたんですか~!?」とオウム返しすれば、私が驚いたことが伝わります。
業務連絡でもあいづち・オウム返しを活用していきましょう!
例えばこんな風に。


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この方法はいいですね!



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がんばります!

このように、あいづち・オウム返しを交えてちょっとだけ自分の気持ちをオープンにしてみましょう。
気持ちとは「もっとも人間味を感じる部分」です。
意識して見せていくことで「思ってたより話しやすそうな人だな」と感じてもらえます。
そうすれば仕事以外の会話を振ってもらえる可能性も上がっていきますよ。
逆に気持ちを一切見せないと「何を考えているかわからない」「人間味がないドライな人なんじゃないか」と思われ距離を置かれてしまいやすくなるので気をつけましょう。
相手がぽろっと気持ちを漏らしたときに、逃さずすくいとってあげることも効果的です。


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それはちょっと憂鬱ですね。

こういう小さな気持ちの共有を積み重ねて行くことによって「○○さん、なんか前より話しやすくなったな~」と感じてもらえるようになります。
連絡ついでに軽い雑談をしてくれる人も増えていくはずです!
実際、僕の講座を受講した生徒さんからも
といったうれしい報告はいくつもいただいてます。
あいづちやオウム返しって簡単にできるから軽く見られがちだけど、すごい力を秘めているんですよ!


ステップ③ 雑談をふってくれた人に話しかけてみる

雑談を振ってもらえる機会が増えてきたら、いよいよ自分から話しかけることにチャレンジしていきましょう!
まずは話しやすい人に対してだけでOKです。
ステップ2の段階であなたに話しかけてくれた人であれば、きっとこころよく応じてくれるでしょう。
話しかける話題としては、
こんな「天気」や「季節」あたりの定番話題で十分です。
今までほとんど雑談をしていなかった人同士でいきなり個人的すぎる話をするのは、違和感バリバリですからね(^^;;
「今さら天気の話題なんて…」と感じるかもしれませんが、天気の話題すら気軽にできない人と、もっと深い会話ができるわけがありません!
まずは定番話題から始めましょう!

簡単にできる話題の振り方はこちらの記事で解説しています。

そんな方は、お昼休みやコーヒーブレイクの時間など「100%雑談してもいい場」でチャレンジしていきましょう。
そんな場合は「最低一日一回は自分から話しかける」などの独自ルールを作り、できたらスケジュール帳に印を入れる、といったゲーム感覚でやってみましょう。
「月〜金まで達成できたら、ご褒美として帰りに好きなスイーツを買っていい」など工夫を凝らすのもオススメです。
続けていくうちに
「○○さんってなんか最近明るくなったよね」
なんて指摘されることも出てくるかもしれません。
そんなときには、
と素直に打ち明けてみましょう。
苦手を克服するために努力していることを知ってもらえれば、さらに好意的に受け入れてもらえるようになりますよ!
職場に居場所ができると幸福度が2倍になる!?

職場とは、働く社会人にとって自宅の次にいる時間が長い場所です。
(人によっては自宅以上にいるかもしれませんね(^_^;))
だからこそ、職場の人間関係の良し悪しは、人生の幸福度にも直結する大事な要素です!
事実、こんな調査結果があります。
- 職場に3人以上親しい人がいると、人生の満足度が96%上昇(=約2倍)
- 同時に、自分の給料への満足度が200%上昇(=3倍)

職場に居場所がないと感じている方は、今回紹介した3ステップを実践して、気軽に雑談しあえる人間関係を作っていきましょう!
まとめ
- 感じよく挨拶する
- 気軽に業務連絡しやすい人になり、業務連絡ついでに一言でいいから雑談をはさむ
- 自分に好意的に接してくれる人に話しかける