こんにちは!
元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
自分を嫌ってくる人にはどう対応していけばいいでしょうか?

自分を嫌ってくる人への対応。
これはすご~く難しい問題です。
なぜなら、一度「この人キライ!」と思われてしまったら、なかなかその評価はひっくり返せるものではないから。
そしてどんな対処法をとったところで、結局、嫌ってくる人は嫌ってきます。
「この方法が絶対」という正解はありません!
正直、その人のことを考えて神経をすり減らすくらいなら「距離をとる」「縁を切る」がベストな選択だと僕は思います。
僕も基本的にはこの方法をとります。
でも相手が同じ職場の人だったりすると、そう簡単に距離は置けませんよね。
「そんな相手との関係を少しでも良くしたい」
「好かれるのは無理でも、仕事に支障をきたさない程度の関係にはなりたい」
そう思うのなら最低限やった方がいいことがあるので、ポイントを今からお伝えしていきます。
なぜ嫌われているのかを考えてみる

まず、相手はあなたのどんな部分が気にくわないのか、心当たりを考えてみましょう。
仕事でミスして迷惑かけたから?

考えてもわからない場合もありますが、そこから自分の問題点が見えてくるかもしれません。
例えば、嫌われている理由として「仕事でたくさん迷惑かけているから」が思い当たったとしましょう。
仕事が極端に遅い、他の人より明らかにミスが多い、そのせいで相手に迷惑をかけていたのだとしたら?
それは当然、あなたにも問題があります。
お給料をもらって働いている以上、周りの足をなるべく引っ張らないよう仕事のスピードやスキルを上げる努力は必要です。
他にも例えば、
- いつも時間や締め切りにルーズ
- いつもシャツがシワシワで清潔感がない
- 自分の仕事ばかり優先して周りを手伝わない
- 愚痴が多い
など、明らかに周りに不快感を与えそうな部分が自分にもあるなら、改善できないか考えてみましょう。
人間である以上、好き嫌いがあるのは当たり前

もし原因が思い当たらない場合、単なる相手の好みで嫌われている可能性もあります。
顔が昔嫌いだった人に似ているとか、喋り方がなんかイヤとか、職場のイケメンと仲よさそうにしていたから気にくわないとか。
理不尽な理由だと思いますよね?
でも、あなたもこういう理由で誰かを嫌いになった経験はあるのではないでしょうか。
例えばあなたには、テレビで見かけたらすぐにチャンネルを変えたくなるほど嫌いな芸能人はいますか?
きっと一人や二人はいると思います。
ちなみに僕は、ヒロミ、坂上忍、長嶋一茂が大嫌いです。
(ファンの方、いたらごめんなさいm(_ _)m)
でも、その嫌いな芸能人から直接なにかされたわけじゃありませんよね。
会ったことすらないのに「顔も見たくないほど嫌い!」とまで思ってしまう。
それだけ人は、簡単に他人を嫌いになることもあるのです。
そして忘れてはいけないのが、あなたが大嫌いな芸能人にも実はたくさんのファンがいるということ。
でなければ、競争率の高い芸能界で活躍することはできませんからね。
「この人なら視聴率取れるだろう」
そう思うからこそ、テレビ局だってその人を起用しているのです。
人の好みは一人一人まったく違います。
だから、たまにそりが合わない人が現れても過剰に気にする必要はありません。
嫌ってくる人がいる一方で、「そんなあなたがいい」と思ってくれる人だっているんですから。
嫌われていても拒絶はしない

ここからは(主に職場の)「自分を嫌ってくる人にはどう対応すべきか」を書いていきます。
まず、嫌われているからといって、あからさまに相手を避けることはオススメしません。
そういう行動は相手からすると癪に障るので、余計に関係を悪化させる危険があります。
表面上は他の人と同じように接しましょう。
とはいえ、無理して世間話をふったりする必要もありません。
相手だってあなたと仲良くおしゃべりしたいとは思っていないはずなので。
- 会ったら挨拶はする
- 業務上必要な連絡はきちんとする
など、「積極に関わりはしないけど、拒絶もしてませんよ」というスタンスが一番間違いありません。
もし、「どうしても相手といい関係になりたい!」と思うのなら、言葉ではなく行動で好意を示してみましょう。
例えば、重い荷物を運んでいるのを手伝ってあげたり、自分か相手のどちらかが面倒な仕事をしなきゃいけないときに率先して引き受けたり。
人間の心には「好意の返報性」(自分に好意を示してくれた人を好きになる)という性質があるため、親切されたら誰だって悪い気はしないはず。
相手にも良心があれば、
「嫌ってることを知ってるはずなのに手伝ってくれるなんて…自分がちょっと大人げなかったかな」
と今までの行動を恥じて態度を改めてくれるかもしれません。
色々と書いてきましたが、はじめに言ったように何をしても嫌ってくる人はとことん嫌ってきます。
でも、その人から好かれるためにあなたの人生があるわけではありません!
どうか、そんなことで神経をすり減らさないようにしてくださいね。