元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
どう対応していけばいいでしょうか?
自分を嫌ってくる人への対応。
これはすご~く難しい問題です。
なぜなら、一度「この人キライ!」と思われてしまったら、なかなかその評価はひっくり返せるものではないからです。
どんな対処法をとったところで、結局、嫌ってくる人は嫌ってきます。
「この方法が絶対」という正解はありません。
正直、その人のことを考えて神経をすり減らすくらいなら
- 距離をとる
- 縁を切る
がベストな選択だと思います。
でも相手が同じ職場の人だったりすると、そう簡単に距離は置けませんよね。
仕事自体は気に入っているなら、その人のために転職するのももったいない話です。
- 嫌ってくる相手との関係を少しでも良くしたい
- 好かれるのは難しくても、仕事に支障をきたさない程度の仲にはなりたい
そう思うのなら最低限やった方がいいことがあるので、ポイントを今からお伝えしていきます。
なぜその人は嫌ってくるのかを考えてみる
まず、相手はあなたのどんな部分が気にくわないのか、心当たりを考えてみましょう。
性格? 話し方? 顔つき?
仕事でミスして迷惑かけたから?
いくら考えてもわからない場合もありますが、そこからあなたの課題が見えてくるかもしれません。
例えば、嫌われている理由として「仕事でたくさん迷惑かけているから」が思い当たったとしましょう。
- 仕事が極端に遅い
- 他の人より明らかにミスが多い
- 教わったことをすぐに忘れて何度も聞いてしまう
そのせいで相手に迷惑をかけていたのだとしたら…?
当然、あなたにも改善が必要です。
アルバイトだろうと、非正規だろうと、お給料をもらって働いている以上は周りの足を引っ張らないよう、仕事のスピードやスキルを上げる努力をしていきましょう。
他にも例えば、
- いつも時間や締め切りにルーズ
- 自分のことばかり優先して周りを手伝わない
- 服がシワシワだったり、体臭がキツかったり、清潔感がない
- 「でも」「だって」「どうせ」のようなネガティブな発言が多い
など、明らかに周りに不快感を与えていそうな部分に心当たりがあるのなら、改善できないか考えてみましょう。
嫌われていても拒絶はしない
ここからは、主に職場内で「自分を嫌ってくる人にどう対応すべきか」を書いていきます。
まず、嫌われているからといって、あからさまに相手を避けることはオススメしません。
「なに避けてるんだよ!」と思われ、余計に関係を悪化させる危険があります。
表面上は他の人と同じ態度で接しましょう。
とはいえ、無理して世間話をふったりする必要もありません。
相手だってあなたと仲良くおしゃべりしたいとは思っていないはずなので。
- 会ったらこちらから挨拶する
- 業務上必要な連絡はきちんとする
など、「積極に関わりはしないけど、拒絶もしてませんよ」というスタンスが一番間違いありません。
もし、「どうしても相手といい関係になりたい!」と思うのなら、言葉ではなく行動で好意を示してみましょう。
例えば、
- 重い荷物を運んでいるのを率先して手伝ってあげる
- 自分か相手のどちらかが面倒な仕事をしなきゃいけないとき自ら引き受ける
- 相手の得意分野についてアドバイスを求める
こんな行動が効果的です。
人間の心理には「好意の返報性」(自分に好意を示してくれた人を好きになる)という性質があるため、親切されたり頼られたりすれば、誰だって邪険には扱いにくいものです。
相手にも良心があれば、
「私が嫌っていることは知ってるはずなのに…。私がちょっと大人げなかったかな」
と今までの行動を恥じて、態度を改めてくれるかもしれません。
人間である以上、好き嫌いがあるのは当たり前
先ほど「嫌われている原因を考えてみましょう」という話をしましたが、とくに原因が思い当たらない場合もあることでしょう。
その場合、単なる相手の好みで嫌われている可能性があります。
顔が昔嫌いだった人に似ているとか、
喋り方がなんかイヤとか、
職場の男性に自分よりチヤホヤされてて気にくわないとか。
「そんな理不尽な!」と思いますよね。
でも、あなたもこういう理由で誰かを嫌いになった経験はあるのではないでしょうか?
例えばあなたには、テレビで見かけたらすぐにチャンネルを変えたくなるほど嫌いな芸能人はいますか?
きっと一人や二人は思い当たるはずです。
(ファンの方、いたらごめんなさいm(_ _)m)
でも、あなたはその芸能人と直接喋ったこともありませんよね?
会ったことすらないのに「顔も見たくないほど嫌い!」とまで思ってしまう。
それだけ人は、簡単に他人を嫌いになることもあるのです。
そして忘れてはいけないのが、あなたが大嫌いな芸能人にもたくさんのファンがいるということ。
でなければ、競争率の高い芸能界で活躍することはできませんからね。
「この人なら視聴率取れるだろう」
そう思うからこそ、テレビ局だってその人を起用しているのです。
それほど人の好みは一人一人まったく違います。
だから、たまに嫌ってくる人が現れても過剰に気にすることはありません。
嫌ってくる人がいる一方で、「そんなあなたがいい」と思ってくれる人だっているんですから。
第一、あなたに明らかな問題があるわけじゃないのに露骨に嫌った態度を出してくる人は、ハッキリ言って幼稚です。
並の社会人なら少しくらい嫌だなと思う人がいても、職場の空気を乱さないよう表面的には普通に接するものです。
それもできない幼稚な人から好かれるために、あなたの人生があるわけではありません!
どうか、そんな人のせいで神経をすり減らさないようにしてくださいね。
相手からの嫌がらせが度を過ぎている場合、パワハラの疑いがあります。
パワハラは放置しておくと、うつ病などを引き起こす危険もあります。
早めに対処をして、自分の身を守りましょう。
厚生労働省は、パワハラの代表的な行為を6つの類型に分けています。
あなたが受けている行為がパワハラかどうかを判断する基準になるので、確認してみましょう。
- 身体的な攻撃(蹴る殴る、物を投げるなどの暴力)
- 精神的な攻撃(バカ、辞めてしまえなどの暴言)
- 人間関係からの切り離し(無視するなど)
- 過大な要求(明らかに遂行不可能な仕事の強制など)
- 過小な要求(能力を必要としない難易度の低すぎる仕事の強制など)
- 個の侵害(プライバシーに深く入り込むなど)
これらに該当する場合は、次のような手順で対処しましょう。
- スマホのボイスレコーダーを使って証拠を集める
- 会社の人事部や労働組合に相談
- それでも解決しなければ厚生労働省の「総合労働相談コーナー」を頼る
まとめ
- 明らかに自分に問題がある場合は改善する
- 嫌ってくる人とも表面的には他の人と同じように接する
- 人の好みはバラバラなのでたまに嫌ってくる人がいても過剰に気にしない
- 嫌がらせがパワハラに該当する場合は早めに対処する
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