元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
どうすればラクになれるでしょう?

「どう思われるかな…」
「嫌われちゃうかな…」
「変なやつだと思われるかも…」
そんなことをアレコレと考えてしまい、思ったことを言えずにモヤモヤしているコミュ障さんは多いと思います。

もちろん、相手の身になって考える気持ちは大切です。
思ったことを何でもズバズバ言ってくる人は僕も苦手ですし…^^;
ただ、何事も適度が大事。
相手の顔色ばかり伺っていたら良好な人間関係は築けないし、何よりあなた自身がツラいはず。
そこで今回は、「気にしすぎて話せないモヤモヤ」をラクにする考え方を紹介します。


自分が言われたらどう思う?

あなたが気にしすぎて言えなかったそのセリフ、もし他人から言われたらどう思うでしょうか?
イヤな気持ちになるでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
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きっと、こう感じたのではないでしょうか?
「ぜんぜんイヤじゃないな」
であれば、それは言ってOKです。
- 人を傷つけるための否定・批判をしない
- その場にいない人の陰口を言わない
- 悪意のあるウソをつかない
- 自己中なワガママを押し付けない
こういう人として当たり前のモラルさえ守っていれば、基本的にどんな話だって受け入れられるものです。

はじめの一歩としてオススメなのが、
- 食べ物の好み
- お酒の好み
- 芸能人の好み
- 洋服のデザインの好み
などの「好みの主張」です。
好みは人それぞれなので、「えっ!なんでそれ好きなの?」と驚かれることはあっても、嫌われることは基本ありません。
例えば、あなたは納豆が大嫌いだったとします。
でも他の人が「私、納豆が大好きなんですよ」と言っているのを聞いたところで、人として嫌いになることなんてまずありませんよね。
他の人だってそうですよ^^

軽い主張に何度かチャレンジしてみれば、きっと実感できるはずです。
「あぁ、意外と何を言っても大丈夫なんだな」って。
この実感をたくさん積むことが大切です。
そうすれば、気にしすぎて話せなくなってしまうケースも徐々に減っていくことでしょう。

どうしても話せないときは聞き役になればいい

どうしてもどう思われるかが気になってしまって話せない…。
そういうときは、「無理して話すことはない」と開き直ってしまいましょう。
「話す」だけがコミュニケーションではありません。
「聞く」だって立派なコミュニケーションです。
もちろん、ただ「ぼー」っと聞いているのはNGです。
- 「えー!」「そうなんですか」など、あいづちを送る
- 「それは嬉しいですよね」など、共感する
- 「どんなところが楽しいんですか?」など、質問する
といったように、相手の話にきちんと反応を返してあげましょう。
それぞれのコツは別の記事で解説しています。



あいづち・共感・質問を活用して相手の話を丁寧に聞いてあげれば、相手は「この人に話すのは気持ちがいいな」と感じ、楽しそうに話してくれます。
そんな相手の姿を見れば、あなたも「じゃあ私もちょっと話してみようかな」という心境になり、自分の話をすることへの抵抗も薄れていきます。
いい聞き役になることで、じつは話す機会も増えるものなのです。

全員とうまく会話する必要はない

気にしすぎの度合いは、きっと相手によって変わるのではないでしょうか。
例えば、
● 家族、友人、穏やかな人
→あまり気にすることなく本音が言える
● 年上、初対面、我が強い人
→顔色を伺いすぎてほとんど何も言えない
といったように。
であれば、まずは気にしすぎの度合いが少ない人とうまく付き合えるようになりましょう。
苦手ジャンルのゲームをプレイするとき、いきなりハードモードにチャレンジしませんよね?
人間関係だって、イージーモードから攻略していくのが鉄則です。

もっと言ってしまえば、ハードモードには一生手を出さなくたっていいのです。
「この人はハードモードだな…」と感じる相手って、基本的にあまり近寄りたくない人種のはず。
そんな人と無理して付き合う必要はありません。
(「職場が同じ」など避けられない関係だったとしても、仕事に必要な会話さえそつなくこなすことができればOKです)

全員とうまく付き合うなんて、しょせんは誰にでも不可能なんですから。
まとめ
- 「自分が言われたらどう思うか」を考えてみる
- 話せないときはいい聞き役になろうと心がける
- 全員とうまく会話する必要はないと知る