元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
どうすれば焦らず冷静にいられるでしょう?
会話が途切れて沈黙がおとずれるたびに
「どうしよう、何かしゃべらなきゃ!退屈な人だと思われちゃう~(゚Д゚;)」
なんてアタフタしちゃうコミュ障さん、少なくないんじゃないでしょうか。
でもアタフタすると、その焦りは相手にも伝わって余計に気まずい雰囲気になるだけ。
会話をすれば沈黙は必ず起きるもの。
過剰に怖がる必要はありません。
沈黙に対する認識を改めましょう!
ただし、沈黙の中にはなるべく減らしたほうがいい「気まずい沈黙」というものもあります。
そこでこの記事では、
- 「気まずい沈黙」と「気まずくない沈黙」の違い
- 気まずい沈黙の対処法
についても解説していきます。
沈黙にビクビクする日々とはこれでサヨナラです!
沈黙は怖がらなくていい
人と人が会えば、沈黙は必ず起きるもの。
ゼロにすることはできません。
試しに電車の中や喫茶店に入ったときに、そばにいるカップルや友人ペアの会話に耳をそばだててみてください。
意外と沈黙しているものですよ。
それでも二人のあいだに気まずい雰囲気はなくて、しばらくしたらフツーに会話が再開されます。
一緒にいるからといって、そのあいだずーっと会話しつづけるなんて誰にでも不可能です!
もっと言えば、沈黙は自分の考えをまとめたり、会話の余韻を楽しむためにも必要な「間」なんですよ。
まずは周りにいる人たちの会話を観察して
- 沈黙はあるのが当たり前だ
- 過剰に怖がらなくていいものなんだ
という事実を認識しましょう。
さらに注意深く観察してみると、あることに気がつくと思います。
それは、「気まずい沈黙」と「気まずくない沈黙」があるということ!
そうなのです。
「お互いに黙っている」という状況は同じはずなのに、沈黙にも違いがあります。
そこで、
- 「気まずい沈黙」と「気まずくない沈黙」にはどんな種類があるのか?
- 「気まずい沈黙」を解消するにはどうすればいいのか?
といった点を今からお伝えしていきます。
気まずくない沈黙
気まずくない沈黙(あって当たり前の沈黙)には
- 考え中の沈黙
- くつろぎ中の沈黙
- 作業中の沈黙
の3つがあります。
考え中の沈黙
相手が話の続きや、質問に対する答えを考えている間の沈黙です。
このとき相手の脳みそはフル回転中(=退屈していない)なので、気まずさはありません。
「考え中の沈黙」では変に口を挟まずに、相手の考えがまとまるまで待ってあげるのが最善の一手です。
くつろぎ中の沈黙
会話が一段落して一息ついているときや、ゆっくりコーヒーを飲んでいるとき、カップルできれいな景色を眺めているときなどの沈黙です。
もしくはお互いスマホでLINEのチェックをしたりと、思い思いのことをしている間の沈黙もここに含まれます。
この場合、無理に話題を探す必要はありません。
話したいことが浮かんでくるまではくつろいでいましょう。
ネットニュースやSNSでネタにできそうなものをチェックしてみるのもオススメです!
作業中の沈黙
会話すること以外にやることがある場合の沈黙です。
物を運んでいる、手作業をしている、歩いて移動している、スマホをチェックしている、ご飯を口に入れてモグモグしている…。
こんなときは「会話する」以外のタスクがある状況なので、無理して会話する必要はありません。
もしあまりに沈黙が続いて「何か話したほうがいいかな」と思ったら、「今の気持ち」をさらっと言ってみるのが最も自然な方法です。
- 手作業をしている → 「そろそろ飽きてきましたね~。」
- 歩いて移動している → 「思ったより距離ありますね。」
- ご飯を食べている → 「◯◯さんのお弁当、おいしそうですね!」
気まずい沈黙
気まずい沈黙(=なるべく減らすべき沈黙)には
- 退屈の沈黙
- 尻切れの沈黙
の2つがあります。
それぞれの沈黙対処法と合わせて紹介します。
退屈の沈黙
気まずくならない沈黙の中に「作業中の沈黙」というのがありましたが、これはその逆。
会話するために一緒にいる(または会話する以外にやることがない)にも関わらず、しばらく無言の間が続いてしまった状態を指します。
例えば
- パーティや交流イベント中
- おしゃべりするためにカフェに入ったとき
- レストランで料理が来る前
- レストランで料理を食べおわったあと
- 電車内に長時間一緒にいるとき
などです。
また、「くつろぎ中の沈黙」や「作業中の沈黙」もあまりに時間が経つと「退屈の沈黙」に変身する場合があるため注意が必要です。
こんなとき、自分から話題を振ることができればそれが一番いいのでしょうが、振る話題があるならそもそも沈黙していないわけで…。
焦って何か口走ったところでだいたい盛り上がりません(-_-;)
対処法としては、まず焦らないことです。
焦りは相手に伝わって気まずさを増大させます!
そこで一つ、オマジナイを伝授します。
それは、「責任は半分こ」。
沈黙しているということは、相手だって今は話題がないということ。
つまりはお互い様です。
だったら「この沈黙の責任はお互い半分ずつだよね」と開き直ってしまいましょう。
(もちろん、口には出しませんよ!)
これだけでも罪悪感が減って、焦りや緊張を抑えることができます。
あとは頭の中でウキウキする音楽(『ミッキーマウスマーチ』とか)でも流しておけば完璧!
話題を探すのは落ち着きを取り戻してからでも遅くはありませんよ。
ちなみに話題を探すなら、「今この場所」から探すのがもっとも簡単です。
こちらの記事で解説しています。
尻切れの沈黙
これは話力に自信のないコミュ障さんに多いタイプです。
あなたの話が中途半端に終わったことで、相手が「まだ話し続くのかな?」と待ってしまうことが原因で生まれる沈黙を指します。
例えばこんな感じに。
● 尻切れの沈黙
(面白い話できなくてスミマセン…。)
↑話し終わったから黙っている
↑まだ話が続くものと思い待っている
→ 気まずい沈黙 発生!
どうでしょう?
身に覚えがある人もいるんじゃないでしょうか?
コミュ障にコンプレックスがある人は、自分の話がすぐに終わることを嫌います。
だから無意識に「~なんですけど…」のような、さも話がまだ続くような言い回しを使ってしまうのです。
ただ言ってはみたものの、結局つけ加えるような話が出てこないので話は尻切れトンボになってしまいます。
上の例でも示したように、曖昧な終わり方は相手を困惑させるだけ!
最悪の場合「なんかこの人と話すの疲れるな…」と思われ、距離を置かれてしまいます。
だから話はハッキリ終わらせること!
「私の話はここまでですよ」ときっちり区切ることが大切です!
さっきの会話例だと「いえ、とくに出かけなかったんですよ~。」でOKです。
曖昧な言葉づかいが口癖になっている方は、意識して変えていきましょう。
もっと会話を続けられる返しを身につけたい場合には、次の二つの方法がオススメです。
① 一度区切ったあとで補足説明をしてみる
人ごみ苦手なので土日は出かけないことも多いんです。
このように補足説明をすることで「私はあなたと会話する気があります」という意思表示になるので、会話が続きやすくなります。
② 同じ質問を相手に返す
○○さんはどこか出かけました?
これは僕が超オススメする「質問お返し」というスキルです。
次の記事で詳しく解説しています。
質問することで今度は相手がしゃべってくれるので、確実に会話が続きます。
「質問されたことは返すのがマナーである」
それくらいの認識でどんどん使っていきましょう!
まとめ
- 沈黙をなくすことはできないので「あって当たり前のもの」と認識することが先決
- 「考え中の沈黙」「くつろぎ中の沈黙」「作業中の沈黙」は気にしなくて大丈夫
- 「退屈の沈黙」が訪れたら落ち着いて話題を探す(「「責任は半分こ」と思えば落ち着ける)
- 「尻切れの沈黙」は話すときにハッキリ言い切ることで回避できる
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