元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
人と楽しく会話して仲良くなるには、やっぱり自己開示って必要ですか?
「人並み程度に会話を楽しめるようになりたい」
それくらいの願望であれば、「爆笑をとるような笑いのスキル」や「聞き手を引きこむような表現力」はなくて全然OKです。
そんなダイヤモンド級の貴重品、ほとんどの人はそもそも持っていませんからね(^_^;)
それでも友達がいたり、家庭を持てたりできているわけです。
大事なのはトークのスキルよりも「ちゃんと自分のことをオープンに話せるか」です。
感情表現をしたり、プライベートな部分をオープンにすることを心理学では「自己開示」と言いますが、コミュ障さんはとにかく自己開示量が圧倒的に足りていません!
だからなかなか人と親しくなれないのです…。
今回の記事で
- 自己開示をすることの大切さ
- 内気でも無理なく自己開示する方法
をしっかり学んでいきましょう。
自己開示が苦手な人は避けられる!?
コミュ障さんが人から好かれにくい原因は、自分をさらけ出す量が少なすぎて「よくわからない人」という印象を与えてしまうから。
これに尽きます!
自分をさらけ出さない(主に「自己開示しない」)ことによって、
- 口数が少ないから、どんな人かよくわからない
- 当たりさわりのない話ししかしないから、本心がよくわからない
- 感情表現が少ないから、何を考えているのかよくわからない
といった印象を持たれてしまいます。
人ってよくわからない部分があると、だいたい悪い方に考えてしまうものなのです。
結果、
「会話する気ないのかな…?」
「人間らしい感情が欠けてるのかな…?」
などと周りを不安な気持ちにさせてしまい、人が寄り付かなくなってしまいます…。
覚えておいてください。
無言でも勝手に仲間ができるのは、ドラクエの主人公だけです。
「今から会話を楽しめるようになりたい!人と親しい関係を築いていきたい!」
そう思うなら、自己開示することから逃げてはいけません。
自己開示の量を増やして「よくわからない人」というイメージから脱出する!
ここを目指すべきゴールとして設定しましょう。
さて、自己開示の必要性はわかっていただけたかと思いますが、実は自己開示することには他にもステキな効果がたくさんあります!
そこで続いては、自己開示することで得られる3つのメリットを紹介していきます。
自己開示するメリット① 親しみを持ってもらえる
いきなりですが、あなたは近所のスーパーにイチゴを買いに来ました。
そのスーパーには3種類のイチゴが売られています。
値段はどれも1パック500円。
見た目はぱっと見で大差ありません。
商品案内を見てみると、次のように書かれていました。
さて、あなただったらどのイチゴを買いますか?
ほとんどの人は、Cを選ぶのではないでしょうか?
このように人は、「わかりやすいもの」や「よく知っているもの」、「人間味が感じられるもの」に安心感を持ちます。
人間関係も一緒です。
例えば「今日は寒いね~」みたいな会話になったとき、コミュ障さんの多くは
などと、一般的な情報ばかりを話してしまいがち。
こんな話ばかりしていても、いつまでも顔見知り以上の関係にはなれません。
それよりも、
なんて自己開示したほうが、ダンゼン親しみを持ってもらえます。
自己開示するメリット② 聞き上手に近づく
コミュニケーションの本を読むと、ほぼ必ず出てくる言葉があります。
話し上手より聞き上手を目指しましょう
きっとあなたも一度くらいは聞いたことありますよね?
もちろん、これは真実です。
聞き上手は間違いなく好かれます!
そう思うのは全然アリです。
というか、是非そうしましょう!
僕もそうしています。
ただし!!
聞き上手を目指す前に、知っておいてほしいことがあります。
「100%聞き役になっちゃダメ」ということです。
出会って間もないころは、誰だってよく知らない人(あなた)に対して心理的な壁を持っています。
「この人はどんな人なんだろう…」
「私に好意的に接してくれるかな…」
と警戒もしています。
そんな心境のままでは、相手はそうそうプライベートなことを話してくれません。
聞き上手になるには、「この人にならもっと色々話してみてもいいかな」と思われる人間になることが絶対条件です!
そのためには聞き方のスキルももちろん必要ですが、それと同じくらい「自己開示であなたの人となりを知ってもらい、相手の警戒心を解くこと」も大切な要素です。
つまり自己開示って、聞き上手に近づくための一つの手段でもあるんですね。
会話中7割くらいは聞き役になり、のこりの3割は話し役になる
この割合を心がけていきましょう。
自己開示するメリット③ 深い話を共有しやすくなる
人間の持つ心理の一つに「返報性」があります。
返報性というのは簡単に言えば、「人から何かをしてもらったら、お返しをしないとソワソワしちゃう心理」のことです。
誕生日にプレゼントをもらったら「相手の誕生日にお返ししなきゃ!」って思いますよね?
これが返報性です。
これも返報性です。
自己開示においても返報性は当てはまります。
例えば、初対面の人にいきなり
「今日はどちらから来たんですか?」
と聞かれたら戸惑ってしまう人でも、
「私は横浜から来たんですけど、あなたはどちらから?」
と相手が先に打ち明けてきたら、すんなり自分のことも話してしまうはずです。
「もっとこの人の深いことまで知りたい!」
そんなときこそ自己開示の返報性は真価を発揮します。
例えば「気にあるアノ人から仕事のグチとか聞きだして仲を深めたいな~」なんてときも、まずは自分から
と軽く愚痴ったあとに
なんて振ってみれば、意外とすんなり本音を打ち明けてもらえたりするものです。
ここでもやはり、話すことが聞き上手に近づくための一手段であることがわかりますね。
コミュ障さんは聞き上手になろうとすると、つい聞き役に徹してしまいがち。
本人は「何でも聞くから好きに話していいよ」というスタンスなのかもしれませんが、ひたすら待ちの姿勢では相手も遠慮して話せません。
あなたがまず、その話題に対してオープンになるからこそ、相手もオープンになってくれるのです。
自己開示の返報性については、こちらの記事で詳しく解説しています。
苦手な人でも無理なく自己開示する方法
自己開示のメリットについて解説してきましたが、きっとこんな不安を感じている人も多いと思います。
そんなあなたは、まずこれだけを意識してみてください。
「『今の話題+私』の話をしよう!」と。
自己開示には自分のほうから「そういえば昨日、こんなことがあってさ~」などとネタを切り出す方法ももちろんありますが、今までほとんど自己開示してこなかった人からするとハードルが高いと思います。
であれば、最初はできなくてもオッケーです。
まずは「今この場にある話題」に関するあなた自身の話を披露できるようになりましょう。
先ほど例に出した「今日は寒いね~」に対する
という話がまさにそうです。
この例では「今日の気温」が話題に出たので、「今日の気温+私の話」を披露しています。
今まで自己開示してこなかった方はまず
「相手が出してきた話題+私」の話
「その場にあるもの・見えるもの+私」の話
を披露できるようになりましょう。
こちらのほうが「自分からネタを切り出す」より簡単だし、実際の会話で使える場面も圧倒的に多いです。
いくつか会話例を載せておくので、参考にしてみてくださいね。
会話例①
しかも横浜ほど人混みじゃないし、最近買い物するときはほとんど川崎だよ。
会話例②
僕はよく近所のドトールに行くけど、おばちゃんグループが騒がしかったりするから…。
こんなカフェが近くにあったらなぁ。
会話例③
洋服にはお金かけたくないから、手持ちの洋服はユニクロとGUばっかりだよ。
これくらいのお話なら、自己開示が苦手なあなたでもすぐにできそうじゃありませんか?
会話が始まったら、ほんの一言でも自己開示していきましょう。
すると相手は「わかります!私もそうです!」と共感してくれたり、「私の場合はこうなんですよ~」とプライベートなことを話してくれるようになっていきます。
自己開示を通してお互いの人がらを共有していけば、必ず今より会話を楽しめるようになっていきますよ!
もし「話すことがまったく出て来ません…」という方は、自分がどんな人間なのかを知るところからはじめていきましょう。
やり方はこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
- 自己開示できない人は「よくわからない人」と思われ距離を置かれる
- 自己開示することで「親しみを持たれる」「聞き上手に近づく」「深い話を共有できる」などのメリットが得られる
- 自己開示が苦手な人は「今の話題+私」の話を披露することから始めるのがオススメ
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