会話の原則

【自己開示の返報性】心を開いてほしければ、まず自分が心を開くこと

自己開示の返報性とは?

講師みやたさとし
講師みやたさとし
こんにちは!
元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。

 

人間関係において最も重要な法則の一つが「返報性の法則」 です。

返報性とは言葉のとおり、「与えたものが返ってくる」ということ。

 

例えば、

  • 笑顔で接することで、相手も笑顔になってくれる
  • 親切にすることで、相手も親切を返してくれる
  • 相手に興味を持つことで、相手も興味を寄せてくれる

といった具合です。

 

逆に返報性は、マイナス方向にも作用します。

  • 不機嫌な顔で接すれば、相手も不機嫌になる
  • 敵意を示せば、相手も敵意を示す
  • ないがしろに扱えば、相手もないがしろにしてくる

 

このように、人間関係には返報性が大きく関わってきます。

つまり人といい関係を築きたければ、「自分がとられて嬉しい態度を相手にとってあげる」がコツです。

人間関係は返報性

 

今回はコミュ障さんにとってとくに重要な「自己開示の返報性」について詳しく解説していきます。

 

「自己開示の返報性」で深い関係ができる

心を開いて欲しいならまず自分から

 

コミュ障さん
コミュ障さん
他人から心を開いてもらえないから、いつまでも表面的な関係から抜け出すことができません…。

そんな悩みを抱えているコミュ障さんは多いと思います。

 

実は、ここでも返報性の法則が作用しています。

 

つまり、他人から心を開いてもらえない一番の原因は

「あなた自身が心を開いていないから」!

これに尽きます。

あなたから心開いてる?

 

自分の内面やプライベートをありのままに伝えることを心理学では「自己開示」と言いますが、コミュ障さんは自己開示量が絶対的に足りていません。

「そもそも話す量が少なすぎる」というのもありますが、話している内容にも自己が含まれていないケースが非常に多いです。

 

今日の最高気温は30度近いらしいですね。

このお店って、たしか新宿にもありますよね。

そんな一般的な情報ばかり話していないでしょうか?

 

表面的な関係から抜け出したいなら、あなたの気持ちやプライベートなことをオープンにしていきましょう。

あなたがオープンになるからこそ、相手もまたオープンになって色々打ち明けてくれるようになります。

これが「自己開示の返報性」です。

自己開示の返報性

 

自己開示のコツを身につけよう

自己開示の返報性5ステップ

 

コミュ障さんの多くは「自己開示しようにもやり方がわからない」という壁にぶつかります。

今から自己開示のコツを5つのステップでお伝えしていくので、できることから始めていきましょう!

 

ステップ① 自己開示は質より量と心得る

コミュ障さんは自己開示を重く捉えすぎです。

コミュ障さん
コミュ障さん
自分をオープンにするって言っても、全然すごい人間じゃないし…。
とくに話すようなことないよ…。

などとウジウジ考えて話せなくなってしまいます。

「面白い話や興味深い話をしなきゃいけない」という考えをまずは改めましょう。

 

もっと気軽に話していいんです!

取るに足らないようなことでいいんです!

 

「甘党だからスーパーに行くとついついチョコレート買っちゃいます」

これも立派な自己開示。

こんな話でも、あなたの人となりが伝わって相手は親しみを感じてくれます。

 

もちろん、それ一回で深い関係になれるわけではありませんが、自己開示で大事なのは「質より量」です。

量を重ねていくうちに親しみが湧いてきて、徐々に深い話も共有しあえる関係になっていきます。

自己開示は質より量

 

ステップ② 今の話題に関する「私の話」をしよう

実際の会話で自己開示できるようになる第一歩は、「今の話題に関する私の話をしよう!」と心がけることです。

例えば次のように。

会話例①

今日は暑いですね〜。
本当ですね。
朝、暑さで目を覚ましちゃいましたよ。

会話例②

お昼ごはん、どこで食べました?
吉野家で牛丼食べてきました。
三日連続なのでさすがに飽きてきました。

 

これくらいなら、内気なあなたでもすぐにできそうじゃありませんか?

何度も言いますが、まずは「質より量」が大事なのでウケを狙う必要はありません。

 

質は後からついてくるもの。

量をこなして「自分の話をすること」に慣れるのが最優先です!

「今の話題+私」の話をしよう

 

ステップ③ 好き嫌いを伝えてみよう

自分の話をすることに慣れてきたら、少しずつ内面をさらけ出していきましょう。

内面と言っても色々ありますが、オススメは食べ物や芸能人など、軽い部分の「好き嫌い」をハッキリ伝えることです。

 

好き嫌いの主張が苦手というコミュ障さん、多いと思います。

おそらく嫌われたり反発されるのを恐れるあまり自己主張を控えてしまうのだと思いますが、「そんなの好きでも嫌いでもどっちでもいいじゃん!」という些細なことですら自分の意見を濁してしまう人がいます。

 

例えば、あなたは納豆が大好きだったとします。

でも他人から「納豆って美味しくないよね〜」と聞かれたときに

「う〜ん、どうですかね〜」

なんて答えを濁していないでしょうか?

 

こういうよくわからない答えを返すと、そこで会話は終わります。

曖昧な人は避けられる

 

相手からしてみれば、あなたが納豆好きかどうかなんて、ぶっちゃけどっちでもいい話です。

たしかに「実は納豆好きなんです」と言えば「え〜、どこが美味しいの⁉︎」なんて言われてしまうかもしれませんが、そんなことで人として嫌われることはまずありません。

むしろ納豆論争が起こって会話が盛り上がる可能性だってあります!

 

だけど、

コミュ障さん
コミュ障さん
ここで『好き』って言ったら否定されちゃうかな…。
かと言って、嘘ついて『嫌い』っていうのも抵抗あるな。

なんてウジウジ考えて曖昧な答えを返せば、「よくわかんないし、もういいや~」と会話を打ち切られてしまいます。

 

あなたが意見をハッキリ伝えることで、相手も会話する気になってくれます。

あなたが本音を見せることで、相手も本音を見せてくれるようになっていきます。

好き嫌いをハッキリ示そう

 

ステップ④ 相手が自己開示したら自分も開示しよう

あなたが自己開示することで、相手も自己開示しやすくなる。

逆もまた然りです。

 

つまり、相手が自己開示した後であれば、あなたにも返報性が作用して、自己開示しやすい心理状態になっているということです。

そんな時には、返報性の力を借りて自分をオープンにしていきましょう!

自己開示の返報性はあなたにも作用する

 

時には「それを話すのはちょっと抵抗あるな…」と感じてしまう話題もあると思うので、どうしても話したくないことまで無理して話せとは言いません。

でも、仲良くなりたい人がちょっと深い部分を打ち明けてくれたときには、ぜひ勇気を出して、あなたも同程度の自己開示をしてほしいのです。

 

相手の立場で考えてみてください。

せっかく自分が素を見せたのに、相手は変わらず「上辺」という仮面をかぶったままだったら…?

これほど虚しいことってありませんよね。

 

相手
相手
この人は上辺だけのつき合いしかする気がないんだな…。

と思われ、壁を作られても仕方ありません。

 

人間関係は良くも悪くも返報性です。

あなたが壁をつくれば、相手も壁をつくります。

あなたが気を使いすぎれば、相手も過剰に気を使います。

上辺だけの関係から抜け出したければ、時には勇気を出して心を開きましょう!

相手にあわせて自己開示

 

ステップ⑤ マイナス面の自己開示は好感を得る最強の力

人間である以上、誰にだって欠点はあります。

失敗だってたくさんします。

そんなこと誰しもわかっているはずですが、やっぱりマイナス面って人にはなかなか言いづらい部分かもしれませんね。

でもだからこそ、共有できた人とは特別な関係を結べる可能性が一気に高まります!

 

そのためにはもちろん、自己開示の返報性が有効です!

あなたが自身の不完全さを見せるからこそ、相手は「この人ならちょっとくらいダメな部分を見せても受け入れてくれそう」と感じて自然体になれます。

 

つまり、先に自分のマイナス面を話すことで、安心して弱みを見せられる環境を整えてあげることができるのです。

これから友達や恋人を作っていきたいなら、マイナス面の自己開示は必ずマスターしましょう!

マイナス面の自己開示は好かれる武器になる

 

コツはこちらの記事で解説しています。

弱みを話して好かれるコツ
弱点や失敗談は人に好かれる最強の力!「弱み見せ上手」になろう弱み(弱点や失敗談)を見せると、相手との距離が縮まります。とはいえ弱みを話すのって抵抗ある人も多いはず。弱みを見せる本当の目的と、バカにされない話すコツを学んで「好かれる弱み見せ上手」を目指しましょう!...

 

まとめ

自己開示の返報性を活用する5ステップ
  1. 自己開示は質よりも量が大切と心得る
  2. 会話が始まったら「今の話題に関する自身の話」をする
  3. 好き嫌いをハッキリ伝える癖をつける
  4. 相手が自己開示したら、それに乗っかって自己開示する
  5. 深い関係になりたい人に対してマイナス面の自己開示をする

 

【コミュ障克服の第一歩に】