こんにちは!
元コミュ障の現役コミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
一緒にいて楽しい人になるには、やっぱり大きなリアクションができなきゃダメですか?

「コミュ力の高い人」「会話していて楽しい人」と聞いて、あなたはどんな人を想像しますか?
おそらく明石家さんまさんや松本人志さんのような、テレビに出ている芸人さんを想像した人は多いのではないでしょうか。
芸人さんのコミュニケーションの大きな特徴の一つが、リアクションが大きい(=オーバーリアクション)ということです。
相手の話を聞いて「えぇ〜!マジでぇぇ!?」と大げさに驚いたり、手を叩きながら爆笑したり。

でもオーバーリアクションなんて恥ずかしいんですけど…。
なんて感じているコミュ障さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんなあなたに読んでほしいお話です。
無理なオーバーリアクションは逆効果

まず結論からお伝えすると、無理してやるオーバーリアクションは必要ありません。
リアクションは、あなたが自然にできる範囲内で返していけばいいんです。
なぜなら、オーバーにやるとどうしてもウソっぽくなるから。
ウソっぽい言動は相手に「それ、あなたの本心じゃないよね?」という疑念を抱かせます。
そして一般的に本心が見えない人(=心のうちでは何を考えているかわからない人)は避けられてしまうのです。
場合によっては
「無理して笑ってるけど媚売ってるの?」
「心の中ではバカにしてるでしょ?」
そんな勘違いをされて、かえってマイナス評価につながってしまうかもしれません。
芸人さんのオーバーリアクションが面白いのは、一般的な感覚だとオーバーだけど、当人に無理してやっている感じが見えないからです。
一般人の僕たちが同じようなリアクションを取ろうと思ったら、恥じらいで「無理している感じ」がでてしまうのは当たり前。
自然にできない以上、オーバーリアクションするメリットは一つもないのでやる意味はありません!
とはいえ、リアクションが小さすぎるのも問題アリ

オーバーリアクションは必要ない。
とはいえ、無反応は論外です!
なぜなら、「聴く力=反応」と言っても過言ではないから。
- あいづちを打つ
- オウム返しする
- 笑う
- おどろく
- 共感する
周りの人たちから「あなたと話すのは楽しい」と思われる人になりたければ、これらのリアクションを使いながら聴くことが大切です。
リアクションがなかったり、あっても小さすぎると、
「あれ?私の話、聞こえてなかったかな?」
「リアクション薄いけど、ひょっとして退屈?それとも機嫌悪い?」
こんな不安が湧いてきて、相手は気分よく話せません。
次第に口数も減り、会話はどんどん盛り下がってしまうでしょう…。
逆の立場で考えてみましょう。
例えば、あなたがずっと憧れていた業界への転職が決まったとします。
それを友達に報告したとき、どちらのパターンでリアクションをもらったほうが嬉しく感じるでしょうか?
⚫︎ Aパターン

⚫︎ Bパターン

文字だとちょっとわかりにくかったかもしれませんが、Bパターンのほうが嬉しく感じますよね?
- リアクションはオーバーすぎるとウソっぽくてダメ。
- 小さすぎても不安にさせるからダメ。
慣れるまでは加減が難しいかもしれませんが、恥じらいが出ない程度にハッキリと返していきましょう!
感情を出す練習をしよう


なんてコミュ障さんもいらっしゃるかと思います。
改善するには、感情表現する機会を日頃から増やしていきましょう!
たとえば、
- 「すべらない話」「アメトーーク!」のような笑いに特化したトーク番組
- 「M-1」や「「キングオブコント」などのお笑い番組
- YouTubeのおもしろ動画
- 熱中できるゲームやスポーツ観戦
- 笑える または 感動作と評判の映画、ドラマ、アニメ、漫画、小説
- どんでん返しやミステリー要素のある映画、ドラマ、アニメ、漫画、小説
この辺りで興味の持てるものに手を出してみましょう。
そして
ほんの少しでも「面白い!」と感じたら素直に笑い、
ほんの少しでもビックリするような展開があったら素直に驚き、
ほんの少しでも感動したら我慢せず泣き、
自分の感情を素直にオモテに出すことを意識してみてください。
↑にあげたものは自宅で一人で楽しめるものばかりなので、人前だとつい感情を抑えてしまう人でもチャレンジしやすいのが大きなメリットです!
笑顔を作るのが苦手な方には、表情筋の筋トレもオススメです。

これらのトレーニングを積んでいけば、普段の会話でも少しずつ大きなリアクションが返せるようになっていきますよ!