こんにちは!
元コミュ障の現役コミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
軽減する方法はありますか?

まず最初にお伝えしておきます。
人の話を集中して聴くのは誰だって疲れます!
「疲れることはしたくないな〜」と思うかもしれませんが、だからこそチャンスなんです!
誰だって疲れることはやりたがりませんからね。
あなたが率先して人の話を聴ける人になれば、確実に今より多くの人から必要とされるようになります。
コミュ障さんは話し上手より聴き上手(聞き上手)を目指しましょう!
今回は聞き役が得られるメリットと、話を聴くときの疲れを軽減するコツについてお話ししていきます。
聞き役が得られる4つのメリット

メリット① 信頼される
自分の意見ばかりをグイグイ押してきて人の話を聞き入れない人は信頼されません。
相手の意見を最後まで丁寧に聴いてあげられるようになれば、「この人は誠実な人だな〜」と思われ絶大な信頼を得ることができます。
メリット② 人に好かれる
人は他人の話を聴いている時間よりも自分のことを話している時間に「気持ちいい」と感じる生き物です。
あなたも友達に会社の不満、恋愛の悩み、将来に対する不安などを話すことで気持ちが楽になった経験はあるんじゃないでしょうか?
たとえネガティブな話でも、こころよく聴いてあげられる人になれば確実に今より好かれます。
メリット③ 情報が集まる
誰だって「聞く気がなさそうな人」より「聴きたがってくれる人」に話したいと思うもの。
「もっと聴かせてください!」という姿勢を見せていけば、あなたのもとには自然といろんな情報が集まるようになっていきます。
メリット④ モテる
恋人を作るには「面白い話ができる人」にならなきゃいけないと思っている人は多いと思います。
(男性のみなさんはとくに)
確かに面白い人は、打ち解けるまでの時間は早いです。
でも、有利なのは入り口だけ。
最終的に「一緒にいたい」と選ばれるのは、些細な話でも共感しながら聴いてくれる聴き上手です!
「この人は私の一番の理解者だ!」と思われるくらい真剣に聴いてあげましょう。
聞き役は疲れるものと心得よう

もしかしたらここまでの話を読んで
「話すほうがいっぱい口を動かすから疲れるんじゃない?」
「私は聞き役でいるときのほうがラクだけどな〜」
「いつも聞き役になってるけど悲しいくらいモテないんですけど…」
なんて感じた人もいるかもしれませんが…
それはあなたが人の話をキチンと聴けていない証です!
たとえば、聴き上手の代表格とも言えるカウンセラー。
プロのカウンセラーの中にはどんなにカウンセリング希望者が殺到していても「一日4人まで」などと制限をかけている方も多いそうです。
なぜなら、人の話を集中して聴くのはめちゃめちゃ疲れるから。
何時間も全力で聴いていたら、カウンセラー自身の身が持たなくなってしまうんですね。
それくらい人の話をキチンと聴くことは体力を使う行為なのです。
さらに言うと、コミュ障さんに多い内向型人間は、人と一緒にいると疲れやすい体質です。
外向型人間が人との交流を通して元気になるのに対して、僕たち内向型にとってそれはエネルギー消費になります。

- 集中して聴くことは疲れる
- 内向型人間はコミュニケーション疲れを起こしやすい
この2点を踏まえると、集中して人の話しを聴いたあとに疲れてしまうのはある程度は仕方のないことと言えます。
話の内容によっても疲れ具合は変わってきます。
楽しい話を聴くよりも、愚痴や悪口、重い悩み相談などのデリケートな話題を聴くときのほうが集中しなければいけないので疲れやすくなります。
いずれにせよ、「集中して聴くことは好かれるけど疲れることなんだ」と心得ましょう。
つねに全力で聴く必要はない

では、疲れを少しでも軽減していくにはどうすればいいのでしょう?
コツは「集中どころを決める」です。
すべての相手、すべての話を全身全霊で聴こうと思ったら、どう頑張ったって集中力は持ちません。
すぐにクタクタになってしまいます。
「今、集中して聴くべき話かどうか」は選別していくことが必要です。
- 相手はあなたにとって大事な人かどうか
- その話は相手にとって重要なことかどうか
この2点が判断基準になります。
- どうでもいい相手
- 私のことを尊重してくれない相手
- そこまで重要じゃないただの雑談
この場合は全力を注がなくても大丈夫です。
メリハリをつけましょう。
たまには手を抜いたり、あえて質問しないで早めに会話を切り上げたりしたっていいんです。
もちろん、だからといって無反応・無表情はNGです。
職場が同じだったり、ご近所だったり、これからも関係が続く相手であれば、関係がこじれないよう最低限の聴く姿勢は保ちましょう。
- うなずく
- あいづちを打つ
- ノリや表情を相手に合わせる
普段から実践していけば、これくらいは強く意識しなくても自然とできるようになります。
あとはプラスして
- ながら聴き(スマホをいじりながら、パソコンで作業しながら)をしない
- 相手の意見をすぐに否定しない
- 話の途中で勝手に結論付けない
このあたりの基本的なマナーが守れたらOKです!
真面目なコミュ障さんは手を抜くことに罪悪感を感じてしまうかもしれませんが、私のことをぞんざいに扱ってくる相手や、どうでもいい話に力を注いだ結果、いざ大事な人と大事な話になったときに集中力が切れてしまったら…?
その方がもったいないです!
そもそも大事な話というのは、会ってすぐに話したりしません。
親しい仲であっても、はじめは軽い雑談をして場が温まってから切り出す場合が多いもの。
(ちょっとネガティブな内容であればなおさらです!)
「集中力を温存しておくのはむしろ相手のためなんだ」
それくらいに思って、うまくメリハリをつけられるように意識してみてくださいね。