元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
人間関係を長続きさせるにはどうすればいいでしょう?

その場ではそこそこ会話が盛り上がってLINEを交換したけど、結局それっきり会うことはなかった…。
交流会で何度か会って友達になれた気でいたけど、いつしか相手は来なくなりそのまま縁も切れてしまった…。
自分はもっと関係を続けていきたかったのに縁が切れてしまうことって、誰しも経験があると思います。
なんとも寂しい気持ちになりますよね…。
というわけで今日は、「人間関係を長続きさせるコツ」についてお伝えします!


ネットの交流だけで関係を続けるのはむずかしい

まずはじめに、しっかり頭にたたき込んでほしいことがあります。
LINEやSNSなどネット上でのやりとり“だけ”では、よっぽど相性がよくないかぎり人間関係は長続きしません!
メッセージのやり取りがだんだん疎かになってそのまま関係が自然消滅…
お互い投稿にコメントしあっていたけど、だんだん「いいね!」だけで済ませる関係に…
そんな経験、あなたにもありませんか?
それだけリアルで会わない人に興味を持ち続けるのは難しいということです。
「ちょくちょくリアルで会うこと」は関係を続けるうえで必須です!

関係を続けたいなら「誘う勇気」が必要だ

リアルで会うには、当たり前ですがどちらかが「今度、○○行かない?」と誘うところから始まります。
相手から誘いが来ないなら、「自分から誘う」というアクションを起こしましょう!
とはいえ人を誘うのは緊張するものだし、慣れていないとなかなかハードルの高いアクションですよね…。
友達の少ないコミュ障さんは、
「僕なんかに誘われたら迷惑かな…」
「誘いがないってことは、私に興味ないんじゃないか…」
なんて考えがち。
もちろんその予感が的中している可能性もゼロではありませんが、もう一つの可能性を考えてみましょう。
基本的に人は、自分と似た人を好きになります。
だから、内向的なあなたが「仲良くなりたい」と考えている相手もまた、同じく内向的ではないでしょうか?
だとすれば、相手も同じく
「僕なんかに誘われたら迷惑かな…」
「誘いがないってことは、私に興味ないんじゃないか…」
と考え、あなたを誘えずにいるのかもしれませんよ。
これではいつまで経っても平行線。
であれば、ここは一つあなたから誘ってみましょう!

断られてしまう可能性もありますが、どちらにしろ誘わなければ関係は消滅します。
これから友達や恋人など、長く続く人間関係を築いていきたいと思うなら、「誘う」という行動から逃げてはいけません。
「自分から誘わない=関係を続けるかどうかを完全に相手まかせにすること」
ですよ。

長続きする人間関係を作るための「誘うコツ」

やっぱり誘うのは緊張します。
それがコミュ障さんの本音だと思います。
というわけで、内気な人でも無理なくできる「誘うコツ」を紹介します。
誘うコツ① グループで出かける
もし、二人だけで出かけるのに抵抗があるなら、共通の知り合いも誘って4人ほどのグループで遊びに行くのがオススメです。
- 二人のときほど緊張しない
- 話題を提供する人が増えるので沈黙しづらい
などのメリットがありますし、相手側としても1対1より気楽な気持ちで行けるので、誘いをOKしてもらえる確率が高くなります。
それに、グループLINEで行く場所や待ち合わせ場所をみんなでワイワイ決めるのって、すご~く楽しいんですよ!
この楽しさを共有できたら、今度は他のメンバーが「次は〇〇行きませんか?」とイベントを計画してくれるかもしれませんね♪

誘うコツ② 相手が興味を持ちそうな提案をする
例えば一緒に食事をする場合、
- ただの居酒屋
- 相手が好きなしゃぶしゃぶ専門店
この二択であれば後者のほうが「行きたい!」と食いついてくれる可能性は高くなります。
相手の好きな食べ物や趣味はしっかり覚えておきましょう。
共通の趣味があるならそれに関連するイベントに行けばお互い楽しめるし、もし相手の趣味についてあなたが詳しくない場合は今から始めてみるのもアリです。
好きな人の好きなものって、たとえ今までは全く関心がなかったものでも興味が湧きやすいもの。
「私も興味を持ったので、あなたの趣味を一緒に楽しみたいんです!」
そんな気持ちを態度で示せば、悪い気になる人はいません。

誘うコツ③ 普段からSNSで交流する
「ネット上のやりとりだけで人間関係を続けるのは難しい」と書きましたが、繋がっておくに越したことはありません。
普段からSNSなどでコメントのやりとりをしていれば、誘いのメッセージを送るときの不安は小さくなります。
また、SNSの相手の投稿を見れば、「興味を持ちそうな提案」が断然しやすくなります。
「上野でやってる○○ってイベント行きたな〜」なんてつぶやいていたら、「もし先約がいなければ一緒に行きませんか?」と誘えばいいのですから。

誘うコツ④ はじめは短時間に留めておく
人を誘い慣れていないと
「楽しんでもらえるような、すんごいプランを考えなくちゃ!」
なんて意気込んでしまう人もいるかもしれませんが、はじめは2、3時間でサクッと切り上げるのがオススメです。
お互い人見知りだと、そこまで親しくない人と一緒にいる時間はどうしても緊張するもの。
それが一日がかりのプランだと、サヨナラした途端ぐったりと疲れきってしまうかも…。
たとえ相手は楽しんでくれたとしても「あなたと出かける=疲れる」というイメージが定着し、次回誘ったときに「な〜んか気乗りしない…」なんて思われる危険が高まります。
気持ち早めに切り上げたほうが
「もうちょっと話したかったな…」→「またあなたに会いたい!」
とプラスのイメージを持たれやすくなるのです。

誘わなくても関係が続く環境で出会う

どうしても自分から誘うのはイヤだという方は、「ちょくちょくリアルで会う」という条件が自動的にクリアできる環境に身を置くのも方法の一つです。
それはどこかというと、学校、バイト先、職場、習い事、サークルなどがそうですね。

とくに学校は何年も同じ時間を共にするので、一生の友達と出会える可能性が他と比べて非常に高いです。
実際、僕のまわりにも「社会人になってから新しい友達はできないけど、学生時代の友達とは今も会っている」という人は結構います。
社会人になると学校に変わる場が職場になるのですが…。
あくまで職場は「仕事をする場」「お金を稼ぐ場」なので、友達を作ろうという雰囲気にはなかなかなりません。
せいぜい新卒で一緒に入った同期くらいです。
「休みの日まで職場の人となんか会いたくないやい!」
という人も多いと思いますし(^_^;
となると、社会人にとって現実的なのは、「習い事」か「サークル(またはオフ会)」ということになります。
- 料理教室などの習い事
- 資格学校
- 話し方教室
- 趣味のサークルやオフ会
この辺りで興味のあるコミュニティを探してみましょう。
はじめから「同じものを習っている」「同じものに興味がある」という大きな共通点もあるので、会話が苦手な人でも話題が見つけやすいというメリットもありますよ!
こちらの記事でも詳しく解説しています。

まとめ
- ネットのつながりだけで関係を続けるのはむずかしいのでリアルで定期的に会う
- 内気な人同士だと待っていても誘いは来ないので、自分から誘うことが大切
- もしくは自分から誘わなくても自動的に再開できるコミュニティで出会う