こんにちは!
元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
集団で会話するのが苦手です。
無理なく輪の中に入るコツはありますか?

2人や3人でなら少しはがんばって会話できるけど、4人以上の集団になるとなかなか輪の中に入り込めない…。
そんな悩みを持つコミュ障さんは非常に多いと思います。
他のメンバーだけでワイワイ盛り上がっていたりすると、
「かれこれ5分以上ひと言もしゃべってない…私っている意味ある??」
なんて虚無感に襲われたりするものです…。
今日はそんな虚無感から抜け出すための、集団会話でのベストな立ち振る舞いについて解説していきます!
なぜ集団になると普段通りに振る舞えないのか?

実は、1対1だろうと集団だろうと、会話中に僕たちがやるべきことってそんなに変わりません。
そもそも会話中にとれるアクションってそんなにレパートリーはありませんから。
- 話す
- 聴く
- 質問する
- ネタを提供する
これくらいのものです。
何人で会話するにせよ、ここは変わりません。
では、なぜやることは変わらないのに、集団になると普段通りに会話できなくなってしまうのでしょうか?
それは、人はその場にいる人数が増えれば増えるほど、「どう思われるか」を気にして発言しづらくなってしまうから。
やっぱり人の目が増えるほど緊張しますよね(~_~;)
社会人のみなさんは就職活動の面接を思い返してみればわかると思います。
- 面接官が1人しかいない場合
- 6,7人の面接官に囲まれてする場合
どっちの面接のほうが緊張しましたか?
もちろん、後者ですよね?
会話も同じです。

コミュニケーション本でよくあるアドバイス

集団での会話だと周りの目が気になって発言しづらくなってしまう。
では、どうやって輪の中に入っていけばいいのでしょう?
試しにコミュニケーションの本をパラパラめくってみると、だいたい次のような解決策が提示されます。
無理に話さなくてもいいから、大きくうなずいたり、あいづちを打ったりして楽しそうに聴きましょう!
たしかにごもっともな意見です。
話すことができないなら、聴き役に回るしか選択肢はありません。
であれば、ただ無言でじっとしているより、あいづちを打っていたほうが印象も良くなるに決まっています。
これは絶対にやるべきだと僕も思います。
でも!
実際やってみるとわかると思いますが、これってなかなかシンドいのです。
すっごく興味のある話題なら無理なくできると思いますが、あまり興味のない話題だったりすると、だんだんあいづちを打つことすら面倒くさくなってしまいます。
とくに自分が知らない人、見ていないテレビ番組、やったことないゲームなど、知識が全くない話題だとツラいです…。
僕もこの方法は何度か試しましたが、途中からあくびをかみ殺すのに必死になってしまうことがよくありました(=_=)
なぜ集団会話だと、少しでも興味のない話題になるとあいづちを打つことすら面倒になってしまうのでしょう?
それは、「今さら自分があいづちを打たなくても会話は勝手に盛り上がっているから」です。
4人以上の集団で会話する場合、聴き役は少なくとも3人います。
そしてメインの聴き役は自分以外の誰かが担当しているはず。
話している人だって、メインの聴き役のほうを向いてしゃべっていることでしょう。
そんなシチュエーションじゃ集中して聴けないのも当然というものです。
集団会話で輪に入る方法

「うなずいたり、あいづちを打ったりして楽しく聴いてますアピールをする」
この方法だけでは集団会話の輪に入るのが難しいことはわかっていただけたかと思います。
外野でずっと聴くだけでは集中力が持たない…。
自分から話を切り出すのは心理的なハードルが高い…。
だからって誰かが気を使って話しかけてくれるのを待つだけじゃあまりに他人任せ…。

いいえ、まだ方法は一つ残っています。
それは「質問する人」になることです!
例えば、職場の飲み会で「学生時代にやっていた部活動」の話題になったとき。
- 「テニス部だった」という先輩に対して「今でもテニスするんですか?」「テニス上手い人って絶対モテますよね?」などと話を進める質問をする
- 他の人に「○○さんは何の部活やってたんですか?」「○○さんもスポーツ得意そうですよね?」と話を振ってみる
このように質問を使って「会話のパス回し役」を目指しましょう!
質問は自分の話をする必要がないので、自己主張が苦手な人でも使いやすいのが大きなメリットです。
しかも「質問する=言葉を発している」ので、ただ黙っているのと比べれば存在感が段違い。
「きちんと会話の輪の中に入っている感」を出すことができます。
周りにもそれは伝わるので、逆に誰かが「あなたは何部だったんですか?」と話を振ってくれる機会もぐっと増えるでしょう♪
このように質問とは、自分からガンガン話さなくても輪の中に入りこめる便利スキルなんですね。
消極的な僕たちにとって強力な武器となります!
話し方のスキルなどと比べれば比較的カンタンに身につくので、ぜひ早いうちに質問力を身につけましょう!

