元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
無理なく輪の中に入るコツはありますか?
2,3人での会話なら少しがんばれば何とかなるけど、4人以上の集団になると輪の中に入れない…。
そんな悩みを持つコミュ障さんは非常に多いと思います。
他のメンバーだけでワイワイ盛り上がっていたりすると
なんて虚無感に襲われたりするものです…。
今日はそんな虚無感から抜け出して「集団会話が苦手」を克服するためのベストな対処法を解説していきます!
なぜ集団会話になると入れなくなってしまうのか?
実は、1対1だろうと集団だろうと、会話中に僕たちがやるべきことはそう変わりません。
そもそも会話中にとれるアクションって、そんなにレパートリーありませんからね。
- 話す
- 聞く
- 質問する
- ネタを提供する
ざっとこれくらいのものです。
何人で会話するにせよ、ここは共通です。
では、なぜやることは変わらないのに、集団会話になると途端に入れなくなってしまうのでしょうか?
それは、人はその場にいる人数が増えれば増えるほど、「どう思われるか」を気にして話せなくなってしまうからです。
社会人のみなさんは、就職活動の面接を思い返してみればわかると思います。
- 面接官が1人しかいない場合
- 5人の面接官に囲まれいる場合
どっちのほうがより緊張しましたか?
もちろん、後者ですよね?
会話も同じです。
「人が増えるほど話しづらくなるのは当たり前」
まずはこの事実を知っておきましょう。
コミュニケーション本でよくある集団会話の対処法
集団会話だと周りの目が気になって話せなくなってしまう。
では、どうやって輪の中に入っていけばいいのでしょう?
試しにコミュニケーションの本をパラパラめくってみると、だいたい次のような対処法が提示されます。
無理に話さなくてもいいから、大きくうなずいたり、相槌を打ったりして楽しそうに聞きましょう!
たしかにごもっともな意見です。
話すことができないなら、聞き役に回るしか選択肢はありません。
であれば、ただ無言でじっとしているより、相槌を打っていたほうが印象も良くなるに決まっています。
これは絶対にやるべきだと僕も思います。
でも!
実際やってみるとわかると思いますが、これがなかなかシンドいのです。
興味のある話題なら無理なくできると思いますが、興味のない話題だったりすると、だんだん相槌を打つことすら面倒くさくなってしまいます。
とくに
- 知らない人
- 見ていないテレビ番組
- やったことのないゲーム
など、知識が一切ない話題だとかなりツラいです…。
なぜ集団会話だと、相槌を打つことすら面倒になってしまうのでしょう?
それは「今さら自分が相槌を打たなくても会話は勝手に盛り上がっているから」です。
4人以上の集団で会話する場合、聞き役は少なくとも3人います。
そしてメインの聞き役は自分以外の誰かが担当しているはず。
話している人だって、メインの聞き役のほうを向いてしゃべっていることでしょう。
そんなシチュエーションじゃ相槌を打つモチベーションが保てないのも当然というものです。
もちろん相槌は打ったほうがいいですが、それだけで集団会話に入り込むのは至難の業なのです。
集団会話で輪に入るカギは「質問」
「うなずいたり、相槌を打ったりして楽しそうに聞く」
この方法だけでは集団会話の輪に入るのが難しいことはわかっていただけたかと思います。
外野でずっと聞くだけでは集中力が持たない…。
自分から話を切り出したり、話題を提供するのはハードルが高い…。
だからといって、誰かが気を使って話しかけてくれるのを待つだけじゃあまりに他人任せ…。
いいえ、まだ方法は一つ残っています。
そう、「質問する」です!
例えば、職場の飲み会で「学生時代にやっていた部活動」の話題になったとき。
「テニス部だった」という先輩に対して
- 今でもテニスするんですか?
- テニス上手い人って絶対モテますよね?
などと話を進める質問をする
他の人に
- ○○さんは何の部活やってたんですか?
- ○○さんもスポーツ得意そうですよね?
と質問で話を振ってみる
このように、質問役となって会話のパス回しをしていきましょう!
これが最も簡単に集団会話の輪の中に入る方法です。
質問は自分の話をする必要がないので、自己主張が苦手な人でも発言しやすいのが大きなメリットです。
しかも「質問する=言葉を発している」ので、ただ黙っているのと比べれば存在感が段違い。
「きちんと会話の輪の中に入っている感」を出すことができます。
周りにもそれは伝わるので、逆に「あなたは何部だったんですか?」などと話を振ってくれる機会もぐっと増えるはずです。
このように質問とは、自分からガンガン話さなくても集団会話の輪に入りこめる便利スキルなんですね。
話し方のスキルと比べれば比較的カンタンに身につくので、ぜひ早いうちに質問力は磨いていきましょう!
まとめ
- 集団の中で話すのは誰しも抵抗を感じる
- 聞き役になって相槌を打つ”だけ”は億劫になってくる
- 質問役になって会話のパス回しをするのがベストな対処法
集団会話の攻略法をさらに詳しく学びたい方は、ぜひ僕の著書「複数人での会話がラクになる話し方」をご一読ください^^
集団で会話するときの聞き方・質問のコツはもちろん、話し役にまわる秘策や話題の振り方なども丁寧に解説しています!
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