こんにちは!
元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトではコミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
友達や知人と会話するときのネタはどうやって見つけたらいいでしょう?

初対面の会話は仕事や趣味、出身地といった「プロフィール」を中心に話題を探していけば間が持つので、コミュ障さんでも「初対面は何とかなるんです」という人は案外多いもの。
ただ問題はプロフィールを一通り共有しあった「あと」ですよね。
二回三回と会っていくうちに「もう聞くことが見つからない…」と困ってしまいます。
その結果、
- 顔見知り以上の関係に進めず友達ができない
- 職場の人と一緒にお昼を食べるのが段々おっくうになってしまう
- 気になる異性とデートしても3回以内に関係を切られてしまう
といった壁にぶつかってしまいます。
そこで今日は、友達・知人との会話における鉄板ネタを紹介します。
しかも!
相手からの好感度も上げることができる超~便利な話題なんです♪
それは…「過去のネタの再利用」です!
過去ネタを再利用する3つの手段

過去のネタを再利用する、これには主に3つの手段があるので順番に解説していきます。
手段① 前回の続き
前回話した話題の、その後の進展を聞いてみる方法です。
⚫︎ 「前回の続き」の例
- 前回「もうすぐ大事な試験があるんだよね~」という話をしていた知人に「そういえば試験はうまくいった?」とその後の状況を尋ねてみる
- 前回「ずっと欲しかったスニーカーがネットで割引になってたからソッコーでポチっちゃった!」と言ってた友達がおニューのスニーカーを履いて来たら、「もしかして、それがこの前言ってたスニーカー?」と尋ねてみる
手段② 近況
相手のプロフィールに関する近況を聞いてみる方法です。
⚫︎ 「近況」の例①
- 映画が好きな知人に「最近はなにか面白い映画あった?」と尋ねてみる
- 経理の仕事をしている友達に「今ごろは年度末だから仕事忙しいんじゃない?」と尋ねてみる
ザックリと近況を聞いてみる方法もありです。
⚫︎ 「近況」の例②
- 最近、ハマってることある?
- 最近、仕事どう?
- 最近、彼氏とはうまくいってる?
そこから興味深い話が聞けたらしっかり覚えておいて、次回会ったとき「前回の続き」としてその後の進展を尋ねてみましょう。
手段③ 相手が食いつきそうなニュース
相手が関心のありそうな分野のニュースを話題にあげる方法です。
⚫︎ 「相手が食いつきそうなニュース」の例
- 花粉症の知人に「なんか今年は花粉の量少ないみたいだね」と振ってみる
- 佐藤健ファンの友達に 「そう言えば、もうすぐ佐藤健が主演の映画やるよね!」と振ってみる
友人・知人に過去ネタを使う3つのメリット

過去ネタの活用法はわかってきたでしょうか?
会話が苦手な方でも「過去に話した内容さえ覚えておけば簡単に使えそうだ」と感じていただけたかと思います。
そんな過去ネタの再利用には3つのメリットがあるので紹介します!
メリット① ゼロからネタを探す必要がない
過去のネタを再利用するので、ゼロから探す必要はありません。
これは話題探しが苦手な人には非常に嬉しいメリットです。
(覚えておく手間はかかりますけどね)
メリット② ほぼ確実に相手が食いついてくれるとわかる
過去に相手と一度きちんと会話したことのあるネタなので、
「この話題で大丈夫かな…」「興味なさそうな態度取られないかな…」
などと不安にならなくて済みます。
内気な僕たちでも安心して話題を振ることができます!
メリット③ 私の好感度が上がる
以前の会話で得た相手の情報をからめた話題を振ることで、相手は
「ちゃんと覚えてくれてたんだ♪」「その後も気にかけてくれてたんだ♪」
と感じます。
そりゃあ嬉しいに決まってますよね!
しかも覚えていたことが「ペットの名前」みたいな些細なことだったりすると、感動すら覚えてくれるはず。
相手の情報や近況を覚えておくことは、好意のあらわれです。
そして人は、自分に好意を持ってくれる人に好意を持ちます。
(この心理を心理学用語で「好意の返報性」と言います)
過去ネタを再利用することで、自然と会話が盛り上がるだけじゃなく、あなたへの好感度もグングン上げることができるのです!
当然、友達・恋人になれるチャンスも増えます!
- 会話した内容はなるべく覚えておいてあげる
- 次に会ったときにもう一度その話題を振ってみる
これはネタ切れ防止になるだけでなく、よい人間関係を築くための大事な一工夫です。
友人・知人と会話した内容を忘れないための方法

友人・知人と会話した内容は覚えておくのが好かれるヒケツ。
とはいえ中には

と不安に感じている人もいらっしゃるかと思います。
そこで最後に、
- 会話した内容を覚えておくための方法2つ
- 忘れてしまったときの対処法
をご紹介します。
友人・知人との会話を覚えておく方法① スマホにメモ
一番確実な方法は、記録することです。
どうしても忘れてしまいそうなら、忘れても大丈夫なように書き残しておきましょう!
オススメは、スマホを使うことです。
スマホは常に持ち歩いていると思うので、メモ帳アプリなどに相手の情報を書いておけば
- 待ち合わせの前
- トイレに行った隙
などにサッと確認することができるので便利です。
きっと誰だって好きな異性の情報だったら、次に会ったときの会話の糸口にするために些細なことでもスマホにメモっておくはず。
それを他の人に対しても実践していけばいいんですね。
…えっ、やってるの僕だけですか?(笑)
さすがに出会った人全員の情報をメモっておくのは難しいので、
- 仕事で付き合いのある大切なお客様
- 友達になりたいと思った人
- 片思い中の人
- 恋人
このあたりの
「どうしてもこの人とは仲良くなりたい!」
「今後もずっといい関係を続けていきたい!」
そんな相手と会話した内容だけでもしっかりとメモしておきましょう!
しつこく言いますが、相手の情報や近況を覚えておくことは、好意のあらわれです!
友人・知人との会話を覚えておく方法② エピソードを引き出す
会話の進め方をちょっと工夫することでも、話した内容を忘れにくくすることができます。
それが「エピソードを引き出すこと」です。
人はただ情報だけを聞くよりも、それにまつわるエピソードもセットで聞いたほうが記憶に残りやすくなります。
一番わかりやすい例が「童話」です。
童話の多くには、教訓があります。
例えば、
「オオカミ少年」には 「嘘ばかり言っていると、いずれ本当のことでも誰み信じてくれなくなる」という教訓があります。
「ウサギとカメ」には、 「才能に溺れて努力を怠ると足元をすくわれる」や「まじめにコツコツ努力すればいずれ良い結果が訪れる」といった教訓を教えてくれます。
こうした教訓も、ただ「嘘をついてはいけないよ」とだけ伝えても子供は納得しないしすぐに忘れてしまいます。
嘘をついて痛い目にあった少年の話をセットで聞くからこそ「僕は同じ目に合わないように気をつけよう」と思うし、記憶にも残るのです。
ほとんど人にとって「オオカミ少年」や「ウサギとカメ」の話をちゃんと聞いたのは
何年も前のことだと思いますが、今でもだいたいのストーリーは覚えていますよね?
これこそがエピソードの力です。
相手の話を聴くときには、ただ
- 住まい→横浜
- 仕事→SE
- 趣味→読書
のような情報だけを知ろうとするのではなく、それに関するエピソードを一緒に引き出すことを目的に会話していきましょう。
エピソードを引き出すコツは「過去」「現在」「未来」の3つの視点から会話を広げていくことです!

忘れたときは相手に聞いていい
前回どんな話題で会話したのかを忘れてしまった場合は、相手に直接訊いてしまいましょう!
話した内容は覚えておいたほうが好かれやすいのは事実ですが、人間である以上、忘れることは避けられないので完璧を目指す必要はありません。
忘れてしまったときは、相手に素直に尋ねてみましょう。
「この前はどんなお話ししましたっけ?」って。
相手が覚えていれば、「あ~、そうでしたね! で、その後どうですか?」とセオリー通りに「前回の続き」を訊いていけばOKです。
覚えておいてください。
会話は協力プレイです。
話題が見つからないときは、 自分一人で何とかしようとする必要はありません。
遠慮なく相手の力を借りていいんですよ。
話題は何度でもリサイクル可能

友達・知人と会話するときのネタは「過去に話したこと」から見つけよう!
というお話をしてきました。
この記事を読んでいるあなたはネタ探しに強い苦手意識を持っているかと思いますが、毎回ゼロから話題を探していたら、そんなの誰だってすぐネタ切れになって当たり前です!
もちろんアンテナを張って新しいネタを探すことも大事ですが、過去に会話したネタだって何度もリサイクルしていいんです。
ネタ探しが苦手なら、無理せずとことんエコでいきましょう(^o^)