元コミュ障のコミュニケーション講師 みやたさとし です。
このサイトでは、コミュ障さんが抱える様々なお悩みをわかりやすく解決していきます!
【今回のお悩み】
以前、とある本でこんなお話を読みました。
ある大学教授は、学生たちがおしゃべりばかりでマジメに講義を受けてくれないことに悩んでいました。
ところが、「あること」をするようになっただけで、学生がきちんと聴いてくれるようになったそうです。
その「あること」とは?
「名前を呼ぶこと」です。
所々で名前を呼びながら講義することで「自分たちに向けて話してくれているんだ」という意識が学生たちに強く芽生えたんですね。
このように名前とは、仕事や恋愛などあらゆる人間関係で使えるキラーフレーズ。
「会話中に相手の名前を呼ぶこと」はもちろん、実は「自分の名前を好きになること」もいい関係を作る上で大切なことなのです。
今回は、名前の持つ力について解説していきます。
相手の名前を呼ぶ心理的効果
いい人間関係を作りたいなら、まずは周りの人たちの名前をきちんと呼んであげましょう!
なぜなら名前とは、その人にとって重要なアイデンティティ(=自分の存在を証明するもの)だから。
こんな実験結果があります。
「あ」から「ん」までの50音それぞれに点数をつけてもらった場合、多くの人は自分の名前に含まれる文字に高い得点をつける傾向があったそうです。
名前とは分身のようなもの。
だから会話中に
「〇〇さん、今ちょっといいですか?」
「〇〇さんのアドバイスのおかげでうまくいきました!」
などと端々に相手の名前を入れることで、相手からの好感度を上げることができます。
これを心理学では「ネームコーリング効果」と言います。
アメリカで行われた心理学の実験によると、会話中に相手の名前を呼ぶことで
- 社交的
- フレンドリー
- もう一度会っていたい
など好印象を持たれやすくなることがわかっています。
たしかに自分の身に置き換えてみると、「ねぇ君」と呼ばれるより「ねぇ○○さん」のほうが圧倒的に嬉しいし、呼んでくれた人にもいい印象を持ちますよね。
名前を呼ぶことは、コミュ力ゼロでも簡単にできる「人間関係をよくする秘策」なんですね!
ちなみに、人間関係の基本書であり歴史的ロングセラー『人を動かす』 (D・カーネギー/創元社)。
この本に書かれている「人に好かれる6原則」の中にも「名前を覚えること」はバッチリ入っています。
「世の中でもっとも耳に甘く響くよい音楽は、自分の名前の響きである」
by D・カーネギー
『人を動かす』は人間関係を学びたい人ならばぜひとも一度は手に取っていただきたい一冊です。
ただし、
- もとが古い本なだけに出てくるエピソードがちょっと古くさい
- 翻訳本なので表現が堅苦しい
この2点が読書慣れしていない人にはちょっと合わないかもしれません…。
読書初心者には、以下の2冊のほうがとっつきやすくてオススメです。
恥ずかしかったらLINEで名前を呼ぶことから始めよう
人の名前を呼ぶことに気恥ずかしさを感じて「なかなか呼べません!」という人もいるかもしれませんね。
僕も重度のコミュ障だった学生時代、クラスメイトの名前がなかなか呼べず「ねぇ」「あの〜」で済ませていました…。
でも!
名前を知っているはずの人から「あの~」や「すいません」と呼ばれてしまうと、ないがしろに扱われている感じがして正直いい気分はしません。
とくに何度か面識があるにもかかわらず、いつまでも「あの~」なんて呼ばれてしまったら
「もしかして名前覚えられてないのかな…」ってちょっと悲しい気持ちになります。
気恥ずかしいのは最初の一回だけなので、ここは思い切って呼んでみましょう!
どうしても声に出して呼ぶことに抵抗のある人は、まずはメールやLINEでチャレンジしてみるのがオススメです。
送るときに「○○さん、お疲れ様です!」などと相手の名前を添えるクセをつけてみましょう。
人はメールやLINEを読むとき頭の中で文面を脳内再生するので、これだけでも効果ありですよ!
自分の名前が嫌いな人はモテない!?
好かれる人は名前を大切にする。
これはなにも他人の名前だけを指すわけではありません。
自分の名前を大切にすることもまた、人間関係をよくする秘策です!
僕の好きな作家・ひすいこたろうさんの本で読んだことですが、ルックスが良くてもモテない人の共通点は「自分の名前がキライ」ということなんだそうです。
先ほど「名前とは分身のようなもの」と述べました。
つまり、名前を受け入れられない人とは、自分自身を受け入れていないことと同じなんですね。
自分を受け入れられなければ健全な自信を持つことはできません。
自信がなければ人としての魅力も半減してしまうので、恋愛もうまくいかなくなってしまうのです…。
「そうは言っても、自分の名前がどうしても好きになれないんですけど!」という人もいらっしゃるはず。
そんなあなたにぜひ読んでいただきたい一冊が
『名言なぞり書き50音セラピー』(ひすいこたろう・山下弘司/世界文化社)
です!
こちらの本はひらがな50音がそれぞれ持つ「ことだま」(一音一音の真の意味、働き)を解説してくれる一冊。
「自分の名前のことだまを調べて、生まれてきた使命を知ろう!」という本です。
例えば僕の名前に使われている音のことだまは、
●「さ」
「幸」をあらわす音。
昔の人々は山に神々がいて、春になると里に降りて桜を咲かせ、幸を与えると考えていた。
このことから「さ」という字には「颯爽と動いて人に幸せを与える」という働きがある。
●「と」
「土地」をあらわす音。
「と」という字には「自分の生まれた土地からエネルギーを得る」という働きがある。
●「し」
「静める」をあらわす音。
ザワザワしている時に「しーっ」というように、「し」には「問題を解決して事態を静める」働きがある。
という感じになります。
ここからわかる僕の使命は、
颯爽と動いて問題を解決し、人々に幸を与える!
生まれた土地のエネルギーを活用するとなお良し。
といった具合です。
僕は現在、フリー(身軽に動ける)の立場でコミュ障という問題を解決する仕事をしています。
生まれた土地のエネルギーを活用しているかはちょっと疑問が残りますが、今も生まれ育った地・神奈川に住んでいます。
そう考えると、なかなか使命どおりの人生を歩めているのではないでしょうか?
これからもこの道を突き進んでいきたいと思います(^-^)
…いかがでしょう?
名前に使われている漢字の意味などはガン無視しているので若干こじつけっぽく感じるところもありますが、これで自分の名前が今より好きになれるなら儲けものではないでしょうか。
自分の使命が気になる方、自分の名前を好きになりたい方は、ぜひこちらの本を手に取ってみてください(^^)
まとめ
- 名前は分身。大切に扱うと人から好かれる
- 会話中に相手の名前を呼ぶと、尊重する気持ちを伝えられる
- 自分の名前を好きになることは、自分を受け入れる第一歩
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